「洗浄によりHBVやHCVの感染をより完全に除去できる。ウイルスで汚染された時の最も基本的な処理方法である。」

ー厚生省保険医療局ウイルス肝炎感染対策ガイドラインよりー

「消毒・滅菌の前によく洗浄すること」

医療ガイドラインより
 

フィリオ30と複合洗浄消毒システムについて

複合消毒システムにおける洗浄消毒には、フィリオ30という高濃度500ppmの次亜塩素酸弱酸性水溶液を使用します。


次亜塩素酸弱酸性水溶液フィリオ30は、下国が定める次亜塩素酸のガイドラインである食安基発第0825001号に含まれておらず、HCVなどに有効な濃度500ppmです。


「複合洗浄消毒システム」は法定消毒薬でもある塩素系消毒薬に属するフィリオ30(原液500ppm)を用いた「洗浄消毒」というプロセスと共に、法定消毒を尊守することで互いに効果を発揮いたします。システムは洗浄消毒として「第一次洗浄消毒」、そして法定消毒を消毒作用/目的毎に別けて「第二次基礎消毒」「第三次保管消毒」と、より公衆衛生としての現場を意識した複合的なプロセスで成り立っているのです。

・洗浄消毒というプロセス

まず洗浄消毒というプロセスの意味としては、第二次基礎消毒の効果を高めることにあります。消毒対象物に付着した血液、汗などや、細菌/ウィルスなどの有機体を洗浄し、第二次基礎消毒へ繋げる事が目的。その結果、基礎消毒で使用するエタノールなどの作用効果を高め、その溶液内の汚染を最小限にするものとします。これを怠ると、薬液作用により細菌/ウィルスの外層蛋白質を硬化させてしまい、その後の消毒作用に大きく影響を与えるのです。そのような事からも、理美容店においても洗浄消毒は大変重要な意味を持つと考えます。

・複合洗浄消毒システムの特徴

フィリオ30の原液500ppmを「危機管理濃度」として使用し、対象物の血液負荷状態を想定しています。血液を想定するという事はタンパク質汚染であり、その先には汗なども含まれると考えます。また、対象物の使用状態/目的により100ppm(五倍希釈)を「衛生管理濃度」、50ppm(十倍希釈)を「衛生環境濃度」として、水で希釈して使用すます。「衛生管理濃度」「衛生環境濃度」は、対象物へ直接噴霧して使用するが、危機管理濃度として500ppmの原液を使用する際に、システムの特徴として「ティッシュペーパー」を使用する事にあります。実際の作業とすると、使用済み剃刀を流水で洗浄をします。その後、剃刀をティッシュペーパーで挟むように包み込み、フィリオ30を満遍なく十分に噴霧。放置後に、ティッシュペーパーで余分な水分を拭き取り後に廃棄して、剃刀は第二次基礎消毒「エタノール溶液浸漬」へ移行いたします。多枚刃などの剃刀でも、挟んだティッシュペーパーに満遍なく十分に噴霧する事により、対象物に次亜塩素酸が密着して浸漬効果となります。放置後の剃刀などについた水分をティッシュペーパーで拭くことができ、作業工程も容易になる訳です。従来は水分を拭く作業には清潔な布などが指定されていたが、ティッシュペーパーであれば使用毎の使い捨てになります。ウェットティッシュよりもコストは安く、使用するフィリオ30も平均5cc程で済む為にコスト的にも優れています。容易な事とコストは営業形態問わず重要な事であり、継続性に繋がるシステムといえます。


理美容店での消毒(血液汚染器具を想定)作業に使用する際の注意点

様々な弱酸性の次亜塩素酸製品が販売されておりますが、理美容室で消毒剤として現場使用する際の最低条件です。

  • 酸(塩酸・酢酸)を使用していない。
  • 血液汚染器具に対応できる500ppmの濃度。
  • 濃度が製品に明記されている。
  • 生成年月が製品に明記されている。
  • 製品における第三機関データがある。
  • 消毒対照にノロウィルスではなく肝炎ウイルスを想定している。

フィリオ30は安定したpH6の弱酸性です。

フィリオ30の強い消毒力と酸化力は、高濃度で存在する次亜塩素酸 HClOにあります。pH6域において多く存在する次亜塩素酸 HClOは電荷を帯びておらず、分子型であるために細菌における細胞膜やウイルスにおけるエンベロープなど、脂質二重膜を通り抜けることができるのです。ゆえに細菌やウイルス内部において、活動をする上で重要な蛋白質を酸化させて性質変化および、機能を停止させることができる訳です。細菌においては、代謝機能を司る酵素などの重要な働きをするタンパク質を酸化し変化させる為に、不活性化にいたります。ウイルスは、寄生する細胞内で自身を複製する際に重要な働きをするヌクレオカプシドを構成するタンパク質を酸化させ性質変化および分解してしまうので、核酸を複製する事ができず、不活性化状態になるのです。ちなみに、アルカリ性域で多く存在する次亜塩素酸イオン ClO-などは、脂質二重膜を通り抜けられないために、表面のタンパク質を酸化させて変化させるに止まるので、消毒対象体によっては十分な効果が得られません。次亜塩素酸イオンは、鉄表面に酸化鉄(錆)を付着させますが、次亜塩素酸の場合は鉄などに対する酸化作用は強く反応し溶出させるがゆえに、表面に酸化鉄(錆)を付着させず溶液内でも飽和状態になるために大きく進行はしません。ただし剃刀の刃(替刃)に関しては、鉄の溶出と共に刃先研ぎ面に影響が出る為に、長時間の浸漬には向きません。

フィリオ30の濃度別使用法

原液500ppm「危機管理濃度」血液汚染が予想される器具への使用。

5倍希釈100ppm「衛生管理濃度」器具を洗浄消毒することにより、二次感染を未然に防ぎます。

10倍希釈「衛生環境濃度」20倍希釈「衛生生活濃度」細菌や、臭いなどの環境を整えます

「ロータスクィーン」とは

特許取得のナノテクノロジーで血液やタンパク脂肪などの汚れを超微細に分散させる画期的な中性洗剤です。一般的な洗剤は油脂を一度分離しますが、油脂は再結合して配管の詰まりやニオイの原因になります。
 
ロータスクィーンは特許製法により油脂分を超微細粒子状に分散させ、強力な汚れに浸透し洗浄効果を発揮すると同時に、油脂の再結合と再付着を防止します。
 
家庭用洗剤では、界面活性剤は40%ほど含まれた製品が多いですが、ロータスクィーンは10%ほどに抑えられております。希釈濃度によりますが、泡立ちは控えめで泡切れも良いので理容器具などの洗浄作業効率も上がります。

使用濃度

・血液付着/脂汚れ:5倍希釈
・一般洗浄:30倍希釈
・浸漬洗浄:200倍希釈
・洗濯:2000倍希釈

フィリオ30への添加剤として

次亜塩素酸・フィリオ30に特許成分のロータスクィーン/ナノ洗浄の効果を加えることで、油脂の汚れの分散除去と油脂に馴染みやすくなり、訪問理容などの特殊環境下での使用およびシェービングブラシの管理に適した弱酸性次亜塩素酸洗浄剤「フィリオ30ナノ」になります。

「Hybrid~複合洗浄消毒システムnano」の説明

システム監修 埼玉県理容師:藤井実

Hybridとは、二つの事柄を一つにして効果を高めること。まずは店舗における「消毒」システムについてですが、しっかりと認識していただきたいのが「現行消毒法」をキチ ンと尊守することが主軸になります。それを踏まえた上で、現場において以下の衛生行為が最低限守られている環境であることが最低環境条件になります。

  • 「シザースバックの営業未使用」
  • 「血液汚染タオルの分別」
  • 「シェービング時のマスク使用」
  • 「剃刀使用時の使い捨て泡取紙の使用」
  • 「御客様毎の手洗い」

消毒システムにおいて、一番重要なのは余計なタンパク質など除去してから消毒する〜つまり洗浄作業がとても大切という事です。
 
保健所が定める理美容室における消毒ガイドラインによれば「薬液浸漬の前に家庭用洗剤で器具を洗う」となっております。これは、薬液浸漬する前に血液や体液などのタンパク質を除去する目的があります。
 
医療や歯科の現場では、炭酸ナトリウムもしくは酵素が含まれたタンパク質除去剤を使用した後に、理美容師法における法定消毒薬でもある逆性石鹸(塩化ベンゼトニウム)系洗剤で器具洗浄する工程が行われてきました。
 
ただ、逆性石鹸は濃度によっては浸漬された器具のゴムを劣化させたり、金属を錆びさせたりするデメリットもあります。ゆえに、洗浄剤として家庭用洗剤を使用する、という事になっていると思われます。
 
この大事なタンパク質洗浄除去に関して、家庭用洗剤が指定されておりますが、泡立ちが良すぎる点と残留性が気になりました。
 
そこで、複合洗浄消毒システムnanoでは、この洗浄剤を使用します。
 
・ロータスクィーン:特許成分「ナノ洗浄」により、ナノレベルに脂分を分散させる中性洗浄剤
 
ロータスクィーンは特許取得のナノテクノロジーで血液やタンパク脂肪などの汚れを超微細に分散させる画期的な中性洗剤です。一般的な洗剤は油脂を一度分離しますが、油脂は再結合して配管の詰まりやニオイの原因になります。ロータスクィーンは特許製法により油脂分を超微細粒子状に分散させ、強力な汚れに浸透し洗浄効果を発揮すると同時に、油脂の再結合と再付着を防止します。理美容店における複合洗浄消毒システムとしては、フィリオ30に添加してフィリオ30ナノとして使用する他に、オイルを使用したシェービングに使用したブラシ類や剃刀の洗浄工程に使用します。
 
家庭用洗剤では、界面活性剤は40%ほど含まれた製品が多いですが、ロータスクィーンは10%ほどに抑えられております。希釈濃度によりますが、泡立ちは控えめで泡切れも良いので作業効率も上がります。
 
また、塩酸などの酸を混ぜないで弱酸性に安定化させた特許製法(2015年1月特許取得)による次亜塩素酸弱酸性水溶液・フィリオ30に、ロータスクィーンの特許成分のナノ洗浄の効果を加える〜ナノ洗浄剤「ロータスクィーン」をフィリオ30(原液500ppm)で200倍希釈することにより、訪問理容などの特殊環境下での使用およびシェービングブラシの管理に適した次亜塩素酸弱酸性水溶液「フィリオ30ナノ」になります。
 

 注意:フィリオ30とロータスクイーンの混合による効果は、それぞれ両者の効果が相性よく発揮できるように開発されている為、他の次亜塩素酸と混合は絶対にしないでください。又、フィリオ30もむやみに他の洗剤又は洗浄液との混合は絶対にしないでください。

 
通常では、まずは剃刀およびシェービングブラシを水洗します。剃刀はティッシュペーパーを巻き、中性ナノ洗剤ロータスクィーン30倍希釈液を噴霧します。そして、ティッシュペーパーで刃の汚れを拭き取ります。シェービングブラシは、ブラシを広げて中心部に噴霧して軽く揉んでください。その後、水洗して洗い流します。ここでの中性ナノ洗剤ロータスクィーンを使用する意味としては「非イオン界面活性剤」成分です。この工程で「洗剤を使用する」という理美容店での法定消毒システムを、クリアすることになります。
 
オイルを使用したシェービングや明らかなタンパク質汚染が激しい場合は、5倍希釈の「ロータスクィーン」を噴霧し、強力な脂分解成分「ナノ洗浄成分」により同工程で噴霧洗浄します。中性洗剤でありながらアルカリ性石鹸と同等以上の脂分分解力をもち、家庭用ナノ洗剤とは違い、分解した脂分を再結合できないナノレベルまで分解いたします。
 
その後に、剃刀はティッシュペーパーを再度巻いて次亜塩素酸弱酸性水溶液フィリオ30原液(500ppm)を噴霧します。その後にティッシュペーパー(汚れが酷い場合は、新しいティッシュペーパーを使用)で水気をとってから、法定濃度のエタノールに10分浸漬させます。
 
シェービングブラシは、同じくブラシ中央部に噴霧して、ブラシを自然乾燥させます。理容椅子が複数台ある場合は同じくブラシを連続使用しないように、椅子毎にブラシを割り振って管理してください。
 
10分間エタノール浸漬させた剃刀は、洗剤ルネサンス200倍希釈液に浸漬させて洗浄保管します。この時に剃刀本体を含めて洗浄ルネサンスにより、余計なタンパク質汚れを分解〜浸漬洗浄させます。溶液は一週間に一度、もしくは汚れたらスグに交換してください。
 
洗浄ルネサンスは、石油系界面活性剤ではなく非イオン系界面活性剤を使用しており、使用濃度は8%と少なく泡立ちが少なくて水切れも素早くできます。主成分である炭酸ナトリウムと配合成分によりタンパク質を剥がし、同じく配合成分のオキシドールと酵素が強力に分解破壊します。第三者試験期間によるエビデンスにより200倍希釈で10分浸漬処理で血液は殆ど分解されている試験結果がでております。
 
また、皮膚などに対する刺激などは家庭用洗剤と同等か以下で、排水後には生分解される成分になってます。また、第三者試験機関の漂白試験でも非漂白作用が認められており、色物布にも安心して使用できます。同じく鉄などへの錆もなく、ゴムや鏡やプラスチックなどにも影響がない事も証明されております。
 
製品は微粒子粉末で水に溶かして使用しますが、200倍希釈で100リットル、400倍希釈で200リットル作る事ができます。実際に使用してみると、フェイシャルスポンジなどは300倍でも汚れが染み出してきます。また、このルネサンス溶液は、フィリオ30と違い浸漬溶液は、使い回しもできます。
 
ルネサンスによる浸漬洗浄は、定期的なシェービングブラシや、エステティック機器用の細い小物の洗浄にも応用できます。これは、歯科医のドリルやパキュームなどの小物と似ている形状なコトから思いつきました。
 
アルカリ性に弱い材質〜熊野筆などは、中性洗剤であるロータスクィーン200倍希釈液に浸漬させてください。
 
頑固な脂分をも分解する中性洗剤ロータスクィーンで菌やウイルスを包むタンパク質を洗浄で剥がし、さらに次亜塩素酸弱酸性水溶液フィリオ30で菌やウイルスに洗浄消毒で深刻なダメージを加えてから、法定消毒で終止符を打つ。そして、洗浄ルネサンスによる器具全体の脱タンパク作業。
 
ここまでやらなくても…という御意見もおると思いますが、やはり埋めるピースはキチンと埋めたいと考え、洗浄ルネサンス/ロータスクィーンとフィリオ30の洗浄工程に、法定消毒工程を加えたものを「複合洗浄消毒システムnano」としました。複合消毒システムよりも、さらに上の段階の衛生管理を求める理美容室に提案させて頂きます。

公衆衛生業/理美容店における消毒に関しては「流通蒸気消毒器」「紫外線消毒器」「煮沸消毒器」そして、薬液では「エタノール」「逆性石鹸」「ヒビテン」「両性活性剤」「次亜塩素酸ナトリウム(塩素系消毒剤)」が指定されております。「複合洗浄消毒システムnano」では、「第一次洗浄消毒」として対象器具の状態によりロータスクィーンを使用して浸漬洗浄によりタンパク質を分解し、その後に「食安基発第0825001号」に抵触しない生成法であり、製品独自の第三者試験機関によるC型肝炎ウィルスがある不活性化の高濃度(500ppm)次亜塩素酸弱酸性水溶液フィリオ30(危機管理濃度・衛生管理濃度)にて洗浄消毒いたします。その後、「法定消毒」を「第二次基礎消毒」として「エタノールによる浸漬消毒」「次亜塩素酸ナトリウムによる浸漬消毒」「煮沸消毒器による煮沸消毒」を行います。「第三次保管消毒」とは「消毒後器具を安全かつ技術に使用できるように状態保管する」として、「蒸し器による流通蒸気保管」「紫外線消毒器内における保管」そして、器具に影響を与えない第三者試験機関による強力なタンパク質分解力がある「洗浄ルネサンスによる浸漬洗浄保管」により、器具の不要なタンパク質も分解し衛生的な環境を維持します。また訪問理容など特殊な環境下では次亜塩素酸にナノ洗浄効果を加えた弱酸性次亜塩素酸洗浄液フィリオ30ナノを使用します。第三者試験機関の試験結果の裏付けと法令遵守、さらにコストと簡単なシステムを両立した、滅菌器など使わずに薬剤でできる理美容店においては最も実践的な衛生管理システムを「複合洗浄消毒システムnano」と考えます。

 鋏

第一次洗浄消毒: 御客様毎に、エタノールで噴霧消毒します。その後に、エタノールを含ませたウェットティッシュペーパーで拭きあげます。
 
血液汚染された場合は、流水洗浄後に、中性洗剤ロータスクィーン5倍希釈液を噴霧してテッシュペーパーで拭いて水洗します。その後、ティッシュペーパーで包んだ鋏全体に原液のフィリオ30を充分に噴霧して、200倍希釈のルネサンスに10分以上浸漬洗浄します。洗浄ルネサンスは金属腐食やゴムなどに影響を与えません。汚染範囲によっては、分解して浸漬洗浄を行ってください。
 
フィリオ30は金属への影響は少ないですが、反応が早いため地金などがでている器具は様子をみて噴霧してください。テッシュペーパーを介しての噴霧が理想的です。
 
第二次基礎消毒:その後にエタノールによる浸漬消毒か、材質的に可能であれば、煮沸消毒を行ってください。
 

定期的に「洗浄ルネサンス200倍希釈液」に1時間程浸漬させて、余分な油を除去するメンテナンスも有効です。金属への影響は少ないですが、地金などがでている器具は様子をみて浸漬してください。

 櫛

第一次洗浄消毒御客様毎に、エタノールを噴霧消毒します。その後に、エタノールを含ませたウェットティッシュペーパーで拭きあげます。
 
血液も含む白癬菌などに汚染された場合は、ロータスクィーン5倍希釈液にて洗浄し流水後に、ティッシュペーパーで包んだ櫛全体に原液のフィリオ30を充分に噴霧して、200倍希釈のルネサンスに10分以上浸漬洗浄します。

洗浄ルネサンスは様々な材質にやさしいですが、特殊な材質のものは様子を見ながら浸漬してください。 

 
第二次基礎消毒その後にエタノールによる浸漬消毒か、材質的に可能であれば、煮沸消毒を行ってください。

定期的に「洗浄ルネサンス400倍希釈液」に1時間程浸漬させて、余分な油を除去するメンテナンスも有効です。洗浄ルネサンスは金属やゴム、樹脂などには影響を与えませんが、櫛の材質次第では10分間浸漬にしてください。

 セットブラシ

第一次洗浄消毒:血液も含む白癬菌などに汚染された場合は、ロータスクィーン5倍希釈液にて全体洗浄し流水後に、ティッシュペーパーで包んだ櫛全体に原液のフィリオ30を充分に噴霧して、200倍希釈のルネサンスに10分以上浸漬洗浄します。
 
毛のブラシの場合は、材質変化に気をつけながら浸漬をしてください。10分後に流水で濯ぎ、原液のフィリオ30を噴霧消毒いたします。形状によってはティッシュペーパーで包んだ状態で噴霧し、水気を切った後に乾燥させます。
 
第二次基礎消毒:血液汚染の場合には、最後に煮沸消毒が可能であれば行ってください。 

 剃刀

第一洗浄消毒 「理容師法施行規則第25条」の「家庭用洗剤を使用して洗う」箇所を、中性ナノ洗剤「ロータスクィーン」30倍希釈液もしくは医療用の非イオン界面活性剤が含まれる200倍希釈の「洗浄ルネサンス」をティッシュペーパー上に噴霧して洗浄します。シェービングの際に刃への血液付着が認められた場合は、刃は交換してください。
 
中性ナノ洗剤「ロータスクィーン」30倍希釈液は低発泡なので濯ぎ洗浄も短時間で済み、ティッシュペーパーで拭き取る工程でも、物理的にもタンパク質を除去します。行政指導では「家庭用洗剤とスポンジを用いてこすり洗い」とありますが、スポンジの汚染問題があるために複合洗浄消毒システムでは使用しません。
 
オイルを使用したシェービングや明らかなタンパク質汚染が激しい場合は、5倍希釈の「ロータスクィーン」を噴霧し、強力な脂分解成分「ナノ洗浄成分」により同工程で噴霧し、ティッシュペーパーで擦つて洗浄します。もしくは「家庭用中性洗剤」を使用しますが、残留性や濃度に気をつけて使用すること。
 
その後に、厚生省が発令した「 食安基発第0825001号」に抵触しない次亜塩素酸弱酸性水溶液「フィリオ30」をティッシュペーパー上に噴霧。この時の濃度は第三者試験機関によりHCV不活性化が実証されている500ppmの原液を使用して、器具からの感染症を防ぎます。(参照:フィリオ30使用での同工程ATP検査ではタンパク質除去率99%/60秒)
 
第二基礎消毒工程法定濃度のエタノール(76.9〜81.4%)に10分間浸漬。洗浄工程で、剃刀の刃に付着したタンパク質は洗浄除去されているので、エタノールの殺菌/不活性化効力が十分に発揮されます。
 
第三衛生保管工程:エタノールから取り出し、200倍希釈の洗浄ルネサンスへ浸漬。洗浄ルネサンスに含まれるオキシドール成分、酵素により、剃刀全体のタンパク質汚れを分解除去(第三者試験機関により10分で約98%除去)させる。洗浄ルネサンスは、第三者試験機関により、金属やゴム、樹脂などにも影響を与えないのは実証されておりますが、本剃刀など地金部位がある器具は気をつけてください。 

 シェービングブラシ

第一次洗浄消毒: 水洗後に、「理容師法施行規則第25条」の「家庭用洗剤を使用して洗う」箇所を、中性ナノ洗剤「ロータスクィーン」30倍希釈液もしくは医療用の非イオン界面活性剤が含まれる200倍希釈の「洗浄ルネサンス」を医療器具洗浄剤の洗浄ルネサンス(200倍希釈)を噴霧して毛先を軽く指で揉んで汚れを落とします。「ロータスクィーン」「洗浄ルネサンス」は非イオン界面活性剤の為に、その後のシェービング石鹸に影響を与えません。また界面活性剤配合量としても従来洗剤の半分なので泡立ちも少なく泡切れも素早いのが特徴です。
 
アルカリ性に弱い毛(熊野筆など)は、中性洗浄剤ロータスクィーン30倍希釈液を噴霧して洗浄いたします。特許成分「ナノ洗浄剤」は、脂が「再結合」しないナノレベルで細分化しますので、洗浄後の臭いも防ぎます。
 
また、オイルシェービングやバック剤など付着したブラシは、中性ナノ洗浄剤ロータスクィーン5倍希釈液を噴霧し軽く揉み洗いしてださい。
 
その後に再度水洗し、フィリオ30(500ppm:原液)を毛全体に噴霧して、乾燥させます。

定期的に「洗浄ルネサンス200倍希釈液」に10分間静かに浸漬させて余計なタンパク質を分解洗浄します。山羊毛はアルカリ性に弱いので、仕上げに弱酸性のフィリオ30を噴霧して自然乾燥させてください。 

 血液汚染されたシェービングブラシ

第一次洗浄消毒血液による汚染が認められた場合ほ、手袋をして速やかに水洗してください。中性洗浄剤ロータスクィーン5倍希釈液を噴霧して揉み洗いして再度水洗いしてください。
 
その後、毛全体を包み込むようにティッシュペーパーを巻きつけ、フィリオ30(500ppm:原液)を毛全体に十分に噴霧浸漬させます。
 
そして、洗浄ルネサンス(200倍希釈)に10分間浸漬させ血液を含むタンパク質を分解洗浄します。洗浄ルネサンスは漂白・金属腐食などもありませんが、10分以上は浸漬させないでください。水洗後に、毛全体を包み込むようにティッシュペーパーを巻きつけ、フィリオ30(500ppm:原液)を毛全体に十分に噴霧浸漬させます。
 
第二次基礎消毒:その後に、法定消毒工程である煮沸消毒(煮沸状態2分)を行い、乾燥させます。

シェービングブラシに関しては、現行の法定消毒下では煮沸消毒しかできませんでした。その煮沸消毒も実際は、シェービングブラシ本体の変形問題/ブラシ部位の材質変化(動物毛・ナイロン)なとがありました。そのような観点から複合洗浄消毒システムは、シェービングブラシへの影響を最小限にとどめた洗浄消毒システムといえます。 

 シェービングカップ

第一次洗浄消毒流水で洗い内外部を洗浄し、5倍希釈のフィリオ30で噴霧消毒します。
 
第二次基礎消毒水気を切り自然乾燥
 
第三次保管消毒紫外線消毒器にて保管消毒します。

定期的に次亜塩素酸ナトリウムに浸漬消毒を行ってください。

 血液汚染されたシェービングカップ

第一次洗浄消毒流水で洗い内外部を手袋をつけて洗浄し、中性洗浄剤ロータスクィーン5倍希釈液を噴霧して洗い再度水洗いしてください。その後に原液のフィリオ30で噴霧消毒します。泡皿部の場合は、ティッシュペーパーを薄く引き詰めるから噴霧すると効果的です。
 
第二次基礎消毒その後に次亜塩素酸ナトリウム0.1%溶液にて浸漬消毒終了後、自然乾燥します。
 
第三次保管消毒紫外線消毒器内で保管消毒します。

 耳掻き(綿毛付)

第一次洗浄消毒流水で洗い、原液のフィリオ30で全体を噴霧消毒。汚れがひどい場合は中性洗浄剤ロータスクィーン30倍希釈液で洗浄します。その後、綿毛部位は200倍希釈のルネサンスで浸漬洗浄します。取り出し後、原液のフィリオ30を噴霧消毒し、流水で洗い乾燥します。浸漬液は1日1回、汚れが酷くなったら交換します。
 
第三次保管消毒紫外線消毒器内で保管消毒してください。

 フェイシャルスポンジ

第一次洗浄消毒流水で洗い、200倍希釈のルネサンスに浸漬洗浄。10分以上浸漬させた後、溶液内から静かに取り出してから絞ります。汚れがひどい場合は中性洗浄剤ロータスクィーン30倍希釈液を噴霧し揉み洗いして洗浄します。流水で良く洗浄し、裏表面を軽く5倍希釈のフィリオ30を噴霧消毒して染み込ませます。そのまま自然乾燥させるか、匂いが気になる場合は再度水洗いしてから乾燥させます。
 

定期的に洗浄ルネサンス400倍希釈液、もしくは中性洗浄剤ロータスクィーン200倍希釈液に1時間程浸漬させて、余分な汚れを除去するメンテナンスも有効です。

 血液汚染されたフェシャルスポンジ

スポンジ構造により薬液による消毒に限界がある為、破棄が良いと思われます。

 タオル

一般的な家庭用洗濯洗剤を使用して洗濯します。オイル成分の汚れが激しい場合は、中性洗浄剤ロータスクィーン2,000倍希釈を目安(20リットルに10cc)で洗濯してください。

 血液汚染された白物エステティック用タオル

第一次洗浄消毒他のタオルと必ず分別すること。すぐに対処できない場合は、汚染箇所に原液のフィリオ30を充分に噴霧消毒して放置します。白物タオルの場合は付着箇所に集中的に噴霧しても大丈夫ですが、色物タオルの場合は、色落ちを防ぐために付着箇所周辺に軽く噴霧しまます。手袋をして汚染箇所に中性洗浄剤ロータスクィーン5倍希釈液を噴霧。もしくは洗剤で軽く揉み洗いをしてから、軽く水洗いします。
 
第二次基礎消毒よく絞ってから、次亜塩素酸ナトリウム0.1%溶液で浸漬消毒します。色物タオルは大きな鍋などで煮沸消毒を行ってください。放置後に他のタオルとは別にして、一般的な家庭用洗濯洗剤を使用して洗濯します。

 バキュームガラス管(エステティック機器の部品)

第一次洗浄消毒流水で洗い、200倍希釈のルネサンスで浸漬洗浄。ルネサンスは金属・ミラー・ゴム類・ガラス・プラスチック等の素材にもやさしく、非漂白性なので安心です。
 オイル汚れがある場合は、中性ナノ洗浄剤ロータスクィーン200倍希釈液に浸漬洗浄させてください。
 
10分以上放置した後、流水で洗います。5倍希釈のフィリオ30を噴霧消毒し、自然乾燥させます。血液汚染した場合は、使用するフィリオ30原液を使用します。
 
第二次基礎消毒材質によりますが次亜塩素酸ナトリウムで浸漬消毒か、煮沸消毒を行ってください。

定期的に「洗浄ルネサンス200倍希釈液」に1時間程浸漬させて、余分な汚れを除去するメンテナンスも有効です。洗浄ルネサンスは金属やゴム、樹脂などには影響を与えません。

 ピーリングブラシ(エステティック機器の部品)

第一次洗浄消毒流水で洗った後に200倍希釈のルネサンスもしくは中性ナノ洗浄剤ロータスクィーン200倍希釈液を使用し、10分浸漬洗浄させます。細い毛や、材質によってはブラシ全体に浸透させた後に、指で軽く揉むように汚れを落とします。
 
オイル汚れがある場合は、中性ナノ洗浄剤ロータスクィーン5倍希釈を噴霧し、軽く揉み洗いしてください。
 
その後に流水で良く洗浄しブラシ部位に5倍希釈のフィリオ30を噴霧消毒して染み込ませ、そのまま自然乾燥させます。血液汚染した場合は、使用するフィリオ30原液を使用します。
 
第二次基礎消毒その後に材質によりますが煮沸消毒を行ってください。毛の細いブラシは、様子を確認しながら作業をしてください。

 パック筆

第一次洗浄消毒流水で洗った後に200倍希釈のルネサンスを使用し、ブラシ全体に浸透させます。指で軽く揉むように汚れを落とし、流水で良く洗浄します。ブラシ部位に5倍希釈のフィリオ30を噴霧消毒して染み込ませ、そのまま自然乾燥させます。血液汚染した場合は、使用するフィリオ30原液を使用します。オイル汚れがある場合は、中性ナノ洗浄剤ロータスクィーン5倍希釈を噴霧し、軽く揉み洗いしてください。
 
第二次基礎消毒その後に材質によりますが煮沸消毒を行ってください。毛が細い為、様子を確認しながら作業をしてください。

 海綿(拭き取り用)

第一次洗浄消毒水洗い後に、200倍のルネサンスに浸漬洗浄させて全体に含ませます。軽く揉み込んで汚れを浮かし取り、流水で洗い流します。全体に5倍希釈のフィリオ30を軽く噴霧消毒して、軽く揉み込んでから自然乾燥させます。材質により血液汚染された場合は構造上破棄となるので、気を付けて御使用ください。素材の特性上、様子を確認しながら作業をしてください。オイル汚れがある場合は、中性ナノ洗剤ロータスクィーン5倍希釈液を噴霧し、軽く揉み洗いしてください。

 スリッパ

第一次洗浄消毒エステティック施術の為にスリッパに履き替えて頂き素足で利用した場合、使用済スリッパには十倍希釈のフィリオ30を内部に噴霧してクッキングペーパーなどで良く拭き取ってください。ビニール製などの水分を含まない材質のスリッパが望ましいです。汚れが激しい場合は、キッチンペーパーに200倍希釈のルネサンスを染み込ませてから、よく拭いて汚れを落としてください。

 泡取

ゴム皿やスポンジ形状タイプは、材質的に薬剤のよる消毒ができないため、使用しないでください。使い捨ての紙を使用してください。

複合洗浄消毒システムnanoでは、流水後に洗浄後に洗浄ルネサンス/中性ナノ洗剤ロータスクィーンを噴霧してからフィリオ30とを噴霧を第一次洗浄消毒工程としております。
 
理容師法施行規則第25条に記載されている洗浄工程には家庭用洗剤〜つまり界面活性剤を使用せよと記載されてます。フィリオ30にもタンパク質の分解力は第三者機関による試験結果がありますが、界面活性剤は含まれてないので洗剤ではありません。
 
ここで一般的な家庭用洗剤を消毒した場合は、剃刀はまだしもシェービングブラシに使用すると泡立ちが良すぎて泡切れが悪く、成分が残留する可能性もあります。
 
そこで、泡切れも良く環境にも優しい非イオン界面活性剤の含まれてる洗浄ルネサンス、オイル汚れなど状況に応じて脂を再結成化できないナノレベルまで分解する中性ナノ洗剤ロータスクィーンを使用します。
 
理容師法施行規則第25条の「洗剤を使用して」の法定洗浄工程をクリアさせてます。
 
加えて洗浄ルネサンス噴霧後に、製品独自の肝炎ウイルス(HCV)不活性化試験結果があり、速効性のフィリオ30原液(500ppm)を噴霧させて洗浄消毒とし、肝炎感染リスクを激減させます。
 
その後に、剃刀は第二次基礎消毒であるエタノールに浸漬させて消毒工程とし、10分後に洗浄ルネサンスに浸漬させ第三次保管消毒とするのが複合洗浄消毒システムです。
 
この保管工程では、洗浄ルネサンスの特徴でもある炭酸ナトリウム・酵素・オキシドールの働きで剃刀のハンドル部分などを含めた部位のタンパク質を約99%分解除去(第三試験機関試験結果による)します。




第二次基礎消毒工程でエタノールに浸漬した剃刀を、洗浄ルネサンス200倍希釈液に浸漬させて保管します。 タンパク質を浮かし分解する炭酸ナトリウム、オキシドール、酵素などが配合され、タンパク質除去と洗浄を一度の工程で行えます。また、金属の状態を安定させる金属封鎮剤(キレート剤)が配合されているので、浸漬させている間は錆びることはありません。第三者試験期間によると約一カ月間浸漬させても錆びなかった結果がでてます。

金属や樹脂ゴム類にも影響がなく、漂白もしません。非イオン界面活性を使用しており環境にも優しく、泡切れも早いので簡単な洗浄で使用できます。



訪問理容における衛生と対策

システム監修 埼玉県理容師:藤井実/大阪府理容師:前田実

○訪問理容とは、以下のような状態と考えます。

  • 様々な理由で店舗へ御来店頂けない御客様を対象とします。
  • 御客様の御自宅(部屋)における施術サービスです。
  • 施設や病院内における出張理容のように複数同時の御客様を対象としてません。
  • 御自宅(部屋)での施術を希望された御客様個人が施術対象です。
  • 訪問した理容師は施術終了と共に理容店もしくは自宅へ戻ります。

○訪問理容における消毒の考えです。

  • 施術道具は、訪問先での使用を考えて法定消毒により事前に衛生処理されたものです。
  • 使用した器具や道具は理容店において、最終消毒処理をいたします。
  • 使用した器具に付着したタンパク質を乾燥させない状態で最終消毒処理へ移行させます。

○仕事などでの多忙を理由とした訪問理容などは特殊な例として、一般的に訪問理容を望む御客様は以下のような御客様が対象と考えます。

  •  高齢者
  • 病気を患っている方
  • 怪我をされている方 
  • 1回の訪問に対して、一人の御客様が対象

 
これらは訪問理容における衛生環境や消毒などの対策における定義とします。それは専門施設がある理容店舗、病院や介護施設などでの施術環境とも区別をしないといけないからです。また一回の訪問時に対応する御客様が、一人か複数かでも大きく環境条件が異なります。環境の違いを理解してからでないと、御客様及び技術者にも大きなリスクが発生する危険性があります。


○訪問理容における消毒対象菌及びウイルス

  • 白癬菌
  •  HIV
  • 肝炎ウイルス
  •  結核菌
  • ノロ・ロタウイルス
  • 皮膚疾患
  • その他感染症

これは、御客様の飲食を含む生活環境下であるためです。理容師は、御客様の健康状態や訪問先の状態を把握せずに訪れる事も前提として考えなければいけません。インフルエンザウイルスなどもありますが、技術者と御客様両者にとって感染した場合に重篤なケースになるのがノロウイルスと考えます。
 
訪問先で御客様が体調を崩され嘔吐された場合は、流水施設があるようなら流水洗浄します。できない場合は吐瀉物をキッチンペーパーで取り除き袋に密閉して廃棄し、器具にキッチンペーパー(もしくはタオル)巻いて、フィリオ30ナノを噴霧し乾燥させないように密閉容器にいれて持ち帰ります。乾燥してウイルスが室内に浮遊してしまうのを防ぎます。


訪問理容において使用する薬剤です。

フィリオ30(500ppm) 

高濃度次亜塩素酸弱酸性水溶液フィリオ30の原液。反応後は残留性が低いため、使用後に洗い流さなくて良い。

ロータスクィーン(5倍希釈) 

中性ナノ洗浄剤。家庭用中性洗剤でも代用できるが泡切れが悪いものは、成分が残留しやすいので注意。用途によって希釈濃度が異なるが、フィリオ30の添加剤として使用することもできます。フィリオ30に添加することにより弱酸性次亜塩素酸洗浄液フィリオ30ナノになります。 浸漬にも使用できるが、使い捨てが基本である。希釈濃度は以下の通り。

  • 血液付着/脂汚れ:5倍希釈
  • 一般洗浄:30倍希釈
  • 浸漬洗浄:200倍希釈
  • 洗濯:2000倍希釈

フィリオ30ナノ

弱酸性次亜塩素酸洗浄液。フィリオ30nanoクリーナー(製品版)もしくは、フィリオ30原液に対しロータスクィーン200倍溶液とします。ナノ洗剤成分による強力なタンパク質分解効果があるが、使用後には洗い流すことが必要です。

洗浄ルネサンス(200倍希釈液)

弱アルカリ性洗剤。水2Lに洗浄ルネサンス10gの200倍希釈溶液。浸漬させることにより、器具についたタンパク質を剥がしやすい状態にします。

エタノール(法定濃度)

76.9〜81.4v/v%が法定濃度。薄くても濃くても効果が落ちるので注意してください。


 施設または在宅で、複数を施術する場合における予備洗浄消毒
在宅者を個別訪問したり、施設で複数の方を施術するような特殊状況環下で複合洗浄消毒nanoシステムは、弱酸性次亜塩素酸洗浄液フィリオ30ナノにより付着したタンパク質の分解除去及び消毒を致します。そして、帰店後にエタノールや次亜塩素酸ナトリウムなどの工程を行います。
 
フィリオ30ナノによる「洗浄消毒」が、訪問先では重要な事前洗浄消毒作業となります。そして訪問先の条件に合わせて、洗浄消毒後にフィリオ30や洗浄ルネサンスによる「洗浄工程」で仕上げますが、タンパク質汚染がひどい場合はロータスクィーンを使用して洗浄いたします。
 
そこで重要なポイントは以下のようになります。
 
「血液などを含むタンパク質汚染された道具器具類を現場で洗浄消毒を行い、全ての施術が終了した時点で、なるべく乾燥させずに理容店での第二次法定消毒作業へ移行させること」
 
使用済み道具器具類に付着したタンパク質は、放置し凝固させてしまうと消毒薬への分解耐久力が増してしまいます。また、乾燥したノロウイルスなどは理容室における消毒作業時の二次感染リスクが高くなります。訪問先で感染リスクがあるタンパク質をなるべく除去してから、理容室での法定消毒作業を行う事により、複合消毒作業の安全性を飛躍的に高めます。


訪問前の準備〜理美容器具以外に必要な物
使用する道具類は蓋付き密閉容器に収納して運びます。また、消毒済みの鋏・剃刀などはキッチンペーパーなどに包みます。カットクロスやタオルは使用後に次亜塩素酸ナトリウム(家庭用漂白剤)にて浸漬処理をするので、色柄物はさけてください。

ステンレス皿

施術中に道具を置くのに使用します。衛生的な使い捨ての袋に入れて持ち運びます。

キッチンペーパー

道具類を包んだりする他にも、簡易的なタオルの代わりにもなります。使い捨てです。鋏など包んだりして持ち運びにも使用します。

アルコールウェットティッシュ/ティッシュペーパー

訪問先でも使用した道具などを拭くのに使用します。

シリコン手袋(超薄型)

皮膚疾患や、肌に出血などの異常が認められる場合には、手袋をして施術いたします。

指サック

御客様に対して、手袋を装着して施術するのが困難な場合に使用します。シェービング時の添え手や、髪の毛を挟む手指(右親指・人差し指・中指など)のみに着用します。

マスク

訪問先での施術時は常時着用とします。免疫力が落ちている御客様の場合は、技術者から飛沫(空気)感染リスクが高いためです。国際規格M101のマスクを推奨いたします。

白衣

訪問先で着る仕事着。なるべく簡単に脱着できるタイプが望ましいです。汚れが判別できるよう、白衣もしくは色か薄く、柄のないものを推奨いたします。施術中に嘔吐などによる汚染が予想される場合は、複数枚必要です。

密閉容器(タッパー)

電子レンジで使用できる密閉型耐熱容器です。基本的に使用する道具類を入れる容器として使用いたします。

訪問先での洗浄消毒nanoシステム

毛髪の癖直し

御客様の具合により長期間洗髪が無理だった場合の毛髪処理として、フィリオ30(500ppm)の10倍希釈液(50pppm)を使用します。200ppmでのオープンパッチテストにより肌への影響は立証されておりますが(第三者試験機関検査結果を参照)確認をしながら噴霧処理してください。なお、フィリオ30ではない次亜塩素酸は使用しないでください。次亜塩素酸以外の成分(ナトリウム)が多く含まれておりますので、肌などへの影響がある場合があります。フィリオ30は高純度の次亜塩素酸弱酸性水溶液でありますので、可能となります。癖直しをすることにより、毛髪上の雑菌などから施術者の手指感染を軽減します。

 鋏/トリマー/櫛/剃刀/その他

ステンレス皿に置き作業をします。作業途中の洗浄作業はフィリオ30(500ppm)を数回噴霧(5回で1cc)し、ウェットティッシュで水分を拭き取ります。ウェットティッシュに含まれるアルコール成分が皮膚に刺激を与える場合は、ティッシュペーパーもしくはキッチンペーパーを使用します。
 
施術終了後は、全体をテッシュペーパーで覆い、フィリオ30ナノを全体に噴霧し、新しいテッシュペーパーで拭き取ります。その状態でフィリオ30(500ppm)による噴霧洗浄を行います。器具に直接フィリオ30(500ppm)を全体に十分に噴霧洗浄させ、新しいテッシュペーパーで拭き取ります。ATP試験結果でも、この工程で約98%のタンパク質が除去されております。
 
その後にキッチンペーパーで包み、洗浄ルネサンス200倍希釈液を十分に噴霧させ密閉容器に入れて持ち帰ります。洗浄ルネサンスによる道具への影響は殆どありません。

シェービングブラシ

シェービングブラシが使用できる環境下では水洗いができる可能性が高いですが、流水施設もしくは水分がなく使用した石鹸が流せない場合は、ブラシをティッシュペーパーで包み、濡れた状態で密閉型袋に入れて持ち帰ります。
 
訪問先で石鹸が流せる場合は、流水洗浄後にフィリオ30ナノを中心部に噴霧し、手袋をして軽くブラシを揉みます。60秒後に流水洗浄しティッシュペーパーで包んで、フィリオ30(500ppm)をブラシ内外部に噴霧した状態で30秒後流水洗浄し、密閉型袋に入れて次の施術に使用します。

シェービングカップ

お湯を捨ててからフィリオ30ナノを噴霧し、流水消毒を行いフィリオ30(500ppm)を噴霧し、ティッシュペーパーで拭き取り、密閉型袋に入れて次の施術に使用します。使用後は密閉型袋に濡れた状態で洗わずに入れて持ち帰ります。

タオル

施術終了後は、素肌が触れた部位にフィリオ30(500ppm)を軽く噴霧します。密閉容器に入れて持ち帰ります。血液が付着した場合は、付着箇所にもフィリオ30(500ppm)を噴霧してください。 嘔吐物なと重度のタンパク質汚染があった場合は、流水洗浄できる場合は、ロータスクィーン5倍希釈液で洗浄後にフィリオ30ナノを噴霧して使い捨てビニール袋に密閉して持ち帰ります。できない場合は、そのまま袋に密閉して持ち帰ります。どちらにしても乾燥させないように注意してください。

カットクロス

施術終了後は、素肌が触れた部位にフィリオ30(500ppm)を軽く噴霧し、密閉容器に入れて次の施術に使います。
 
血液または、体液が付着した場合は、付着箇所にフィリオ30ナノを噴霧したのち、フィリオ30(500ppm)を噴霧して、密閉容器に入れて持ち帰ります。
 
嘔吐物なと重度のタンパク質汚染があった場合は、流水洗浄できる場合は、ロータスクィーン5倍希釈液で洗浄後にフィリオ30ナノを噴霧して使い捨てビニール袋に密閉して持ち帰ります。できない場合は、そのまま袋に密閉して持ち帰ります。どちらにしても乾燥させないように注意してください。

白衣

施術中に嘔吐などにより汚染があった場合は、流水洗浄できる場合は、ロータスクィーン5倍希釈液で洗浄後にフィリオ30ナノを噴霧して使い捨てビニール袋に密閉して持ち帰ります。できない場合は、そのまま袋に密閉して持ち帰ります。どちらにしても乾燥させないように注意してください。対処後の施術は、新しい白衣に着替えてから行うこと。

ブルーシート

箒で刈毛を集め使い捨てビニール袋へ入れます。その後、フィリオ30(10倍希釈)を噴霧し、手袋着用で、ウエットティッシュで拭き掃除し次の施術に使います。使用後も同じ工程を行い使い捨てビニール袋に入れ持ち帰ります。 嘔吐物なと重度のタンパク質汚染があった場合は、流水洗浄できる場合は、フィリオ30ナノを噴霧して使い捨てビニール袋に密閉して持ち帰ります。できない場合は、そのまま袋に密閉して持ち帰ります。どちらにしても乾燥させないように注意してください。
 

訪問理容終了後の理容店における消毒処置

訪問先から理容店に戻りましたら、予備洗浄消毒された使用済道具器具類を法定消毒法に則り消毒処理いたします。帰店後は、使用器具を流水で洗浄し、再度「第一次洗浄消毒」そして「第二次法定消毒」「第三次保管消毒」へと移行して、殺菌/不活性化を行ってください。基本的に作業には、手袋をして行ってください。

付着した洗浄ルネサンス200倍希釈液を流水で洗い流します。そしてステンレス皿に置き、鋏をティッシュペーパーで上下挟みます。もし明らかな血液付着が認められた場合は、分解して行なってください。その状態でティッシュペーパーにフィリオ30ナノを数回噴霧(5回で1cc)します。1分程放置した後に流水洗浄し、新しいティッシュペーパーで拭いて水分を取り除きます。その後にエタノールを噴霧して新しいティッシュペーパーで水分を良く拭き取ってください。血液付着した鋏は、その後でエタノールに浸漬させます。最後にティッシュペーパーなどでエタノールを拭き取り、機械油を注してメンテナンスいたします。

櫛(整髪ブラシ)

手袋をしてロータスクィーン5倍希釈液を使用して指で擦り洗いし、流水で洗い流します。ロータスクィーンがない場合は、家庭用中性洗剤を使用してください。そしてステンレス皿に置き、櫛をティッシュペーパーで上下挟みます。その状態でティッシュペーパーにフィリオ30(500ppm)を数回噴霧(5回で1cc)します。1分程放置した後に挟んだティッシュペーパーを取りながら同時に水分も取り除きます。そして、エタノールに10分以上浸漬させます。終了後は水分を良く拭き取って保管してください。

剃刀

付着した洗浄ルネサンス200倍希釈液を流水で洗い流します。水を切った後に分解してステンレス皿に置き、剃刀をティッシュペーパーで上下挟みます。その状態でティッシュペーパーにフィリオ30(500ppm)を数回噴霧(5回で1cc)します。1分程放置した後に挟んだティッシュペーパーを取りながら水分も取り除き、エタノールに10分以上浸漬させます。そして保管消毒として、流水後に逆性石鹸溶液に浸漬保管いたします。

シェービングブラシ

ブラシ部位を素手を使わず手袋をして流水で洗い、原液のフィリオ30ナノをブラシ部位にティッシュペーパーを包むように巻きつけ、中身と共に外側にも充分に噴霧して洗浄消毒。流水洗浄後に煮沸消毒器で煮沸消毒し自然乾燥します。もしくは紫外線消毒器内で保管消毒します。毛の細いブラシは、様子を確認しながら作業をしてください。 流水洗浄後にブラシ部位のみ煮沸消毒器で煮沸消毒し自然乾燥します。もしくは紫外線消毒器内で保管消毒します。毛の細いブラシやナイロン毛などは、様子を確認しながら作業をしてください。

シェービングカップ

流水で洗い内外部を手袋をつけてロータスクィーンもしくは中性洗剤で洗浄し、流水洗浄後に原液のフィリオ30で噴霧消毒します。泡皿部の場合は、ティッシュペーパーを薄くしきつめてから噴霧すると効果的です。 その後に、次亜塩素酸ナトリウム0.1%溶液にて10分間浸漬消毒させます。流水洗浄後に自然乾燥、もしくは紫外線消毒器内で保管消毒します。

トリマー

ウェットティッシュで本体の汚れを取ります。そしてステンレス皿に置き、刃を中心にティッシュペーパーで上下挟みます。もし明らかな血液付着が認められた場合は、分解して行なってください。その状態でティッシュペーパーにフィリオ30を数回噴霧(5回で1cc)します。1分程放置した後に挟んだティッシュペーパーを取りながら、同時に水分も取り除きます。エタノールを噴霧した後に、新しいティッシュペーパーで水分を良く拭き取ってください。 刃が取り外せる場合は洗浄ルネサンス200倍希釈液に浸漬洗浄させ流水で洗い流します。そして、エタノールに浸漬させます。最後にティッシュペーパーなどでエタノールを拭き取り、機械油を注してメンテナンスいたします。

使用小物(ダッカールピンなど)

 洗浄ルネサンス200倍希釈液で浸漬洗浄した場合は、流水で洗い流します。直接的に肌に触れた物でなければ、エタノールを噴霧してウェットティッシュで拭いて保管してください。血液付着があった物は、フィリオ30ナノの噴霧による洗浄消毒を行って、流水洗浄します。その後で材質や形状により、エタノール浸漬など法定消毒へ移行してください。

カットクロス/タオル/白衣

訪問先でついた髪の毛を綺麗に落とし、洗剤を入れた洗濯機で洗濯してください。血液付着した場合は、ゴム手袋してフィリオ30ナノを付着箇所に噴霧した後にロータスクィーンを噴霧して揉み洗いします。その後に可能でしたら家庭用漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)0.1%溶液に10分以上浸漬消毒します。その後で、洗濯機で洗剤を入れて洗濯いたします。すすぎ洗いは、流水しながら行います。この時は他の洗濯物とは一緒に洗わないでください。 なお、嘔吐など激しいタンパク質汚染があった場合は他の洗濯物とは一緒に洗わないでください。

ブルーシート

箒で刈毛を集め使い捨てビニール袋へ入れます。その後、フィリオ30(10倍希釈)を噴霧し、手袋着用で、ウエットティッシュで拭き掃除し次の施術に使います。 なお、嘔吐など重度のタンパク質汚染があった場合は破棄します。
 
使用後も同じ工程を行い使い捨てビニール袋に入れ持ち帰ります。帰店後は、掃除機等できれいに清掃し、フィリオ30(10倍希釈)を噴霧し、手袋着用で、ウエットティッシュで拭き掃除し、完全乾燥後、使い捨てビニール袋で保管します。

使用済マスク/使用済手袋/使用済指サック 

破棄します。

密閉容器

次亜塩素酸ナトリウム0.1%溶液に10分浸漬消毒いたします。材質的に無理な場合は、 ロータスクィーン5倍希釈液で洗浄しティッシュペーパーを使用してフィリオ30ナノで噴霧洗浄、流水洗浄してから乾燥させてください。 

2015年9月茨城県での鬼怒川氾濫により被害を受けた理容店復興のため、理容師としての衛生管理術を活かし、日本衛生管理協会副理事の高橋信之をはじめとする理容組合水海道支部の皆様が立ち上がりました。その活動は 水害の時のボランティアでホームページに掲載され、消毒法が市民〜特に小さいお子さんを持つお母さんに支持されて感謝されたと市議会議員と参議院議員の方々からも感謝の意をいただきました。日本衛生管理協会として、その際の復興における知識を災害復興への手掛かりとして共有したく思います。
震災や水害などで引き起こされる土砂災害からの衛生的復旧方法を、法定消毒業である理容の立場から考えてみたいと思います。そこから一般家庭における災害被害時の洗浄消毒方法も導かれると思いますで、参考にしてください。
一般社団法人 日本衛生管理協会

災害直後の衛生管理復旧方法

被災した理容店内において、店内に流れ込んだ土石や泥水などの排除処理が始まった初動作業状態です。下水道の破損などから、土石に混ざり糞尿などの汚水が地上に溢れ出ている状態です。それらが人的に排除している段階における復旧方法です。この時は、その環境下であるものを有効に使用します。
 

・手

理容店においても手(手指)は感染症における最大限の感染源であるので、常に清潔でいられるように注意します。くしゃみ/咳などがでた場合には「手」で口を覆うのではなく「肩」で口を覆うようにすると「手」からの感染症を有る程度防ぐことができます。指先に傷があることが確認された場合は、なるべく意識して使用しないようにしてください。防災時よりも、その後の復興時に感染症による症状がでる場合があるので、極力気をつけます。手袋、軍手などがある場合は、極力使用してください。なお、汚染物洗浄試験において「ウェットティッシュ」で拭いただけでは、汚染物は落ちません。感染症蔓延時には「手洗い」を基本的におこなってください。
 

・水

清潔な水は、感染症リスクを防ぐ最大限の管理品です。しかし、災害直後は上下水が使用不能になる状況下が想定されます。そのような時は給水などの手段に頼るために、飲料水が優先されます。その場合は、清掃をはじめとした衛生管理には水が使えないことも想定しなければなりません。飲料水が優先されます。その場合は、清掃をはじめとした衛生管理には水が使えないことも想定しなければなりません。実は、同じように「水が使えない状況下」が理容業界にはあります。それは「訪問理容」です。この状況下でも感染症を未然に防ぐのが、この災害復興マニュアルの原本である「訪問理美容における衛生管理システム」になります。コンテンツにございますので、参考にしてください。
 

・石鹸(台所用洗剤〜中性洗剤も含む)

理容店における行政指導における衛生管理の基本ではありますが、 避難所などでの団体生活においては、共同物資である「石鹸」を小まめに使用する状況は難しいかと思います。そこで、非常時としては理容店には常備されているシャンプーなども応急的に使用すると良いかと思われます。使用における優先順位としては当事者および第三者への「食事前」であります。理容業界では消毒対象外ではありますが、ノロウイルスなど他の消化器系感染症を防ぐには最も有効な手段だと思います。
 

・タオル(布)

物理的に汚染物を排除でくる衛生管理品です。ただし、清潔でなければいけません。洗濯などができない状況下でしたら、なるべくタオルの埃を叩くなどして排除し、直射日光に当てて消毒します。理美容店における「紫外線消毒」と同じく照射面のみの消毒となるので、定期的に照射面を変えてください。理容店におけるシェービングに使用するような白地タオルが汚れが判別しやすいです。厚手のタオルは感触が良いですが、構造の関係で汚れが溜まりやすいので、ガーゼのような薄手のタオルが非常時には有効です。理容店の襟タオルに使用されていた日本手拭いなどはガーゼの代わりになるかと思います。火が使用できる場合は、お湯を沸かして煮沸消毒もしくは、調理用蒸し器があればタオルを蒸して「流通蒸気消毒」が行えます。流通した蒸気の中で消毒するのは、理容店におけるシェービング用タオルに使用しております。乾式に比べると消毒能力も高かく、煮沸消毒よりも少量の水で安全に行うことができます。
 

普及初期段階の衛生管理法

被災した理容店から物理的に土砂や泥水などを排除した状態を初期段階とします。その状態から災害時の行政から配布される薬剤を使用し、衛生復帰を行います。この時点になると、行政やボランティア組織から、衛生管理に使用できる薬剤が配布されてきます。そこには理容店における消毒でも馴染みがある薬剤が含まれてます。
 

・生(消)石灰

湿気をよく吸い、水に触れると強いアルカリ性になり蛋白質を分解~つまり、菌などを分解します。水酸化カルシウム(生石灰)は酸性化した土壌を中和されるために使用されますが、強いアルカリ性を保つために皮膚に触れるとかぶれる場合があり、目に入った場合は視力低下を引き起こします。炭酸カルシウム(石石灰)はそのような危険性が低減してます。床上浸水した場合は、床上の泥水を流水もしくは雑巾などを使用して排除します。泥水を排除できましたら、床によっては消石灰(水酸化カルシウム)を1平方メートルあたり1キログラムを目安に静かに撒きます。顆粒ですと床に平均的に接地しないので、粉末状のものを使用してください。
 

・クレゾール(石鹸水)

高い組織浸透性と強いタンパク質変性効果による殺菌作用がありますが、水害時に使用される上での最大の特性として有機物に触れても殺菌力が落ちないということです。逆にいえば、流出時の自然環境への影響が大きいともいえます。クレゾールは水溶性なので、石鹸水に溶かしてクレゾール石鹸水として使用します。こうすることにより石鹸の洗浄作用〜油分解と同時に、クレゾールの殺菌効果が効率的に作用するようになります。濃度によっては皮膚に触れると化学熱傷を起こす特性もあり、この管理上の難しさから法定消毒液から外されたと思われます。また犬や猫の皮膚に触れると、皮膚から吸収されて中毒症状を起こします。水質汚濁防止法、下水道法によりフェノール類として5ppmの排水規制が定められおり、排泄物の消毒や特に結核菌の消毒が必要な場合の環境消毒などに限定されてます。水害時には簡易トイレ内の汚物や、下水などの消毒に使用します。クレゾール石鹸水は以前、理容店での法定消毒液として指定されていましたが、現在は除外されております。水害時には幅広く使用されますが、理容店において使用されなくなった経緯を注意喚起する必要があるのかもしれません。
 

・逆性石鹸

理容店における法定消毒剤です。安価なので水害時には配布使用されると思われます。「石鹸」と明記されていると、通常の石鹸と勘違いしてしまいますが、石鹸とは逆性~つまり油などの分解性能などの洗浄効果はありません。消毒作用以外にも、吸着性・柔軟性などもあるので柔軟仕上げ剤や毛髪用リンスやトリートメントとしても使用されてます。殺菌作用もありますが、陽イオン界面活性剤なのでタンパク質を凝固させる特性もあります。その為に長時間浸漬させておくと金属・樹脂などを変性させてしまいます。逆性石鹸溶液をペットボトルのキャップ2杯(約10ml)を1Lの水に入れて溶液を作り、染み込ませた新聞紙を千切って床に撒きます。少し放置した後に、ホウキや軍手をした手で新聞紙を集めて捨てます。壁や床に直接噴霧する方法もありますが、流れ溜まった残留状態で長時間放置しますと材質によっては硬化するなどの作用があるので注意してください。先に述べたように、陽イオン界面活性剤の吸着性によるものですが、理容師的な提案としては「手などの仕上げ洗浄」があります。理容業界では法定消毒剤以外にも馴染みが深く、この特性を活かして油分を髪の毛などに吸着させる「リンス剤」の成分として使用してます。そういうことから、災害時の度重なる洗浄作業の中で手などを石鹸などで洗った後に、逆性石鹸で仕上げ洗いをしてあげると良いかと思います。臨時的でありますが、殺菌と共に、脂分が失われた手のダメージを和らげることができると思います。
 

災害下での理容店の複合洗浄消毒法

理容店で常備されている法定消毒薬と、複合洗浄消毒システムにおける洗浄剤を使用した応用法です。理容店復興への最終段階です。
 

・次亜塩素酸ナトリウム(家庭用漂白剤)

浸漬可能な物を消毒する以外には使用しない事。塩素系消毒剤の有効性はあるが、最終的には大量の水で洗浄しなければならないので、水の使用状況に応じて使用します。上下水が復旧している場合、浸漬可能な物には最大限の消毒効果を発揮します。ただし、薄めて空中に噴霧するなどの行為は危険です。
 

・エタノール

理容店における主力級の常備消毒薬です。災害時では、水分をあまり使用できない備品などの消毒に使用します。過剰な噴霧など十分に取り扱いに気をつけて御利用ください。災害時には、傷などの応急的な消毒にも使用できます。
 

・フィリオ30(500ppm) 特許製品

高濃度次亜塩素酸弱酸性水溶液フィリオ30の原液。反応後は残留性が低いため、使用後に洗い流さなくて良いのが特徴です。製品独自の肝炎や芽胞にたいする不活性化の第三者試験機関結果があります。そのため、理容店における複合洗浄消毒システムにおいては「肝炎ウイルス」感染予防として使用しております。濃度により使用目的が異なります。
 

原液:危機管理濃度500ppm/肝炎や芽胞などを不活性化濃度。

高濃度弱酸性次亜塩素酸水溶液フィリオ30は血液汚染器具に対する除タンパク効果もあり(財団法人北里環境化学センター24-0187-1号)及びHCV(C型肝炎ウイルス:代替ウシ下痢症ウイルス)不活性化(財団法人北里環境化学センター24-0025号)さらには、血液負芽胞に対する殺芽胞効果(財団法人北里環境化学センター24-0231号)などの効果をもつ洗浄剤です。反応後は、水と塩素に分解され環境にも安全です。希釈時に有機物が含まれた水を使用しますと、有機物に反応してしまいますので気をつけて下さい。
 

5倍希釈:衛生管理濃度100ppm/ノロウイルスなどの感染症予防濃度。

200ccスプレーボトル(付属)1本を1Lになるまで水で薄める。緊急対策としては、200ccスプレーボトルにフィリオ30原液を清潔なペットボトルのキャップ(蓋:約5cc)4杯分20ccを入れて、スプレーボトルに水を入れると10倍希釈です。(1Lシャワーポンプ容器でしたら、キャップ50杯)
 

*洗浄消毒したい床や壁などに、スプレーで吹きかけながら乾拭きしてください。匂いが気になる箇所は、キッチンペーパーに染み込ませて10分ほど放置してください。フィリオ30は殺菌作用後は水に変化しますので環境を汚しませんが、水分での染みなどには気をつけてください。

 

10倍希釈:衛生環境濃度50ppm/一般細菌など

200ccスプレーボトル(付属)1本を2Lになるまで水で薄める。緊急対策としては、200ccスプレーボトルにフィリオ30原液を清潔なペットボトルのキャップ(蓋:約5cc)4杯分20ccを入れて、スプレーボトルにむずを入れると10倍希釈です。理容店での手指消毒にも使用されているようにシャワーポンプ容器(1Lシャワーポンプ容器/キャップ20杯)にいれて、手の洗浄消毒にも使用できます。
 

*泥水を被ってしまった理容椅子は、雑巾で丁寧に泥汚れを落とします。その後に新聞紙を隙間に挟んだり、皮部位に重ねて水分を染み込ませていきます。新聞紙のインクが気になる場合は、キッチンペーパーを使用します。その際に臭いが気になる場合は、その部位(電子部品は不可)にフィリオ30(20倍希釈液)を染み込ませたキッチンペーパーを被せて5分ほど放置します。全て終わりましたら、最後に洗浄ルネサンス200倍希釈液で濯いで固く絞った雑巾で細部まで拭き取ります。理容椅子の下床には半分づつ持ち上げて、交互に新聞紙を挟んで放置して水分を染み込ませていきます。新聞紙が濡れなくなる迄、交互に続けてください。汚水などでも、匂いがひどい場合など汚染状態が激しい場合は10倍希釈でスプレー噴霧してください。

 

*室内清掃が終わり乾燥した後の臭いが気になる場合は、エアコンによる除湿、扇風機などを使用して店内を乾燥させた後に、超音波加湿器内にフィリオ30(50倍希釈液)を使用して店内に噴霧してください。(代替に逆性石鹸や他の次亜塩素酸液は不可)

 

・ロータスクィーン(5倍希釈) 特許製品

中性ナノ洗浄剤。家庭用中性洗剤でも代用できるが泡切れが悪いものは、成分が残留しやすいので注意。用途によって希釈濃度が異なるが、フィリオ30の添加剤として使用することもできます。フィリオ30に添加することにより弱酸性次亜塩素酸洗浄液フィリオ30ナノになります。 浸漬にも使用できるが、使い捨てが基本である。希釈濃度は以下の通り。
 

  •  脂汚れ:5倍希釈
  •  一般洗浄:30倍希釈
  •  洗濯:2000倍希釈

 
アルカリ性に弱い材質の物は中性洗剤で洗います。家庭用洗剤でも良いのですが、泡立ちが良すぎるために災害時では水を余計に使用することになります。複合洗浄消毒システムでは。特許取得したナノ洗浄成分が含まれたナノ洗浄剤ロータスクィーンを使用します。特許取得のナノテクノロジーで血液やタンパク脂肪などの汚れを超微細に分散させる画期的な中性洗剤です。一般的な洗剤は油脂を一度分離しますが、油脂は再結合して配管の詰まりやニオイの原因になります。これは、災害時の下水環境には大きな意味があります。

泥水に含まれる油にまみれた器具は、ロータスクィーン5倍希釈液を噴霧して油汚れを除去します。

 

発泡せずに洗浄ができ、中性ですので様々な器具の洗浄に使用できます。通常は30倍希釈でスプレー容器などにいれて使用してください。

 

油染みなどができてしまった布類は、2000倍希釈液に1時間ほど浸漬させます。その後に洗濯機、もしくは手洗いで洗濯してください。泡もほとんどでないので、すすぎ洗いも短時間で済みますので災害時の洗濯にも安心して使用できます。

フィリオ30ナノ

弱酸性次亜塩素酸洗浄液。フィリオ30原液に対しロータスクィーン200倍溶液溶液で生成します。ナノ洗剤成分による強力なタンパク質分解効果があるが、使用後には洗い流すことが必要です。同じく洗浄成分と消毒成分のクレゾール石鹸水は継続的なのに対して、フィリオ30ナノは瞬発的な洗浄消毒力をもちます。フィリオ30ナノによる洗浄消毒、そしてナノ成分をフィリオ30で洗い流す工程は、理容における訪問衛生管理法ですが、災害状況下でも最大の洗浄消毒工程となります。
 

訪問理容における衛生管理システムと同じく、油(脂)や、それに含まれる細菌やウイルスを洗浄いたします。対象物にフィリオ30ナノを噴霧し洗浄と消毒を同時に行います。十分に噴霧しますが、可能であればティッシュペーパーを対象物に覆い、その上から噴霧します。その後にティッシュペーパーでよく拭き取り、物理的にも汚れを取り除きます。そして、フィリオ30原液(500ppm)を噴霧してナノ洗浄成分を洗い流します。泡はほとんどたちませんので、洗浄工程も楽です。この時の汚染物質排除〜下段のフィリオ30ナノのATP 検査結果を参考にしてください。

 
震災など長期間の災害時では断水など「水が自由に使用できない」状態になります。そのような時は、同じような状況下でもある理容における「訪問理美容における感染症対策」が役立ちます。

洗浄ルネサンス(200倍希釈液)

弱アルカリ性洗剤。水2Lに洗浄ルネサンス10gの200倍希釈溶液。浸漬させることにより、器具についたタンパク質を剥がしやすい状態にします。
 
弱アルカリ性域の洗浄ルネサンス200倍希釈は、非イオン界面活性剤を使用しており低濃度なので排出後の環境への影響が最小限です。また、色布類などの脱色も殆どありません(神奈川県産業技術センター分析102-43454号)ので、安心して浸漬できます。さらに、金属やプラスチック、ゴムなどにも影響がありません(神奈川県産業技術センター分析102-42997号)ので安心して浸漬できます。洗浄ルネサンス200倍希釈液は、10分間の浸漬で98%の血液を分解除去(一般財団法人北里環境科学センター分析25-0350号)します。同液で更に60分浸漬させることにより、同じく蛋白質で構成される菌などを分解除去することを意味します。

*新聞紙もしくはキッチンペーパー(新聞紙のインクなどが気になる場合)を染み込ませて千切ったものを、泥水を排除した床に撒きます。壁などには新聞紙やキッチンペーパーを千切らずに、洗浄ルネサンスを噴霧しながら貼り付けます。洗浄ルネサンスは、環境に優しい非イオン界面活性剤を使用しており、流出後も環境に影響を与えません。また、界面活性剤濃度が低い為に泡がでない洗剤ですので、床などに使用しても濯ぎ拭きも楽です。 30分程放置して、紙と共に汚れを取り除きます。そして、洗浄ルネッサンスを含ませて絞った雑巾で床を拭きます。

 

*洗浄ルネサンス泥水に浸かった物の浸漬洗浄にも使用できます。バケツに浸漬物と共に入れて1時間で細菌を含むタンパク質はほとんど分解します。浸漬後は軽く水洗いをしてフィリオ30原液を軽く吹きかけてく乾拭きしてください。金属やゴム、樹脂など幅広い素材にも影響を与えませんし、漂白作用もありません。

 

*シェービングブラシ/フェイシャルスポンジなどアルカリ性に弱い材質は、念のために洗浄ルネサンス400倍希釈液、もしくはロータスクィーン30倍希釈液に60分浸漬させてください。

行政などから配布された薬剤との複合洗浄消毒

災害時の応急的処置として、理容店における洗浄剤を応用します。理容店の復旧においては、衛生環境としても汚水などが原因でのカビ対策は早めの対応が必要になります。ただし、あくまでも応急的処置ですので自己責任で全て行ってください。

・石(消)石灰

基本的使用法としては、自然乾燥しづらい箇所に撒布して湿気を取り除きます。別の使用方法として、浸水後に発生したカビなどには以下のような対応策が有効です。
 

石(消)石灰と洗浄ルネサンス(200倍希釈液)/酵素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を使用してカビ取り専用剤が使用できない壁や部位に浸水後発生したカビを除去します。水酸化カルシウム(消石灰)もしくは炭酸カルシウム(石石灰)に洗浄ルネサンス(200倍希釈)を少しづつペースト状になるように混ぜていきます。水和熱が発生するので、取り扱いに注意してください。ペーストは使用毎に作成し、作り置きはしないでください。ただし、水和熱が発生するので一度に大量に作るのはやめてください。

 
弱アルカリ性の洗浄ルネサンスに含まれる「過酸化ナトリウム」「酵素」を、石(消)石灰に混ぜることによりタンパク質を分解する強いアルカリ性に傾きます。また石(消)石灰が反応して水和熱を発生させ、酵素が働きやすい環境になります。酵素でカビを分解させます。ただし、長期間において発生したカビに関してはカビ取り専用剤などが必要です。洗浄ルネサンスの過酸化ナトリウムは漂白効果がありませんが、色落ちするような箇所には必ず目立たないところで試してから使用してください。黒染みになったカビの場合は、酵素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)と石(消)石灰と水を混ぜてペーストをつくってください。カビを除去しながら黒染みをと取り除くことができます。ただし、漂白効果があるので使用には気をつけて下さい。
 
強アルカリ性のため、ゴム手袋・マスク・目を保護するためのメガネを着用して作業をおこなってください。まず、作成したペーストをカビが発生した箇所に塗ります。酵素の反応が進み抜けてしまうので、作成して直ぐに塗れるようにしてください。1時間ほど放置して自然に乾かせます。乾燥したペーストに弱酸性次亜塩素酸のフィリオ30(10倍希釈)を吹きかけて、中和しながら湿らせたペーストを剥がします。この時には、塩酸を使用して生成された二液生成法の弱酸性次亜塩素酸水は使用しないでください。剥がし終わった面は良く乾燥させた後に、エタノールを噴霧してから乾拭きして仕上げます。


第三者である試験機関による製品独自の試験結果が存在するということが大切です。理容師は国家資格者です。ですので、キチンとした製品独自データがあることが我々の「衛生管理」にとっては最低条件になります。公開されている「成分の効果」を流用したり、実際に販売されている製品の濃度よりも濃い濃度での試験結果を表示したりする薬剤は使用するべきではありません。

 【血液汚染器具に対する除タンパク効果】

実験的に血液で汚染させた歯科用器具を、医療器具用洗浄液「高濃度次亜塩素酸弱酸性水溶液・フィリオ 30」浸漬後に、器具に残留するタンパク質を定量して、除タンパク効果を確認することを目的とした。 
【試験水】

  1. 医療器具用洗浄液「高濃度次亜塩素酸弱酸性水溶液・フィリオ 30」;原液使用 (有効塩素濃度 500 mg/L、pH 6.0 ± 0.5)(実測値:有効塩素濃度 356mg/L、pH6.0)

【試験材料】

  1. 汚染対象品:歯科用器具「ミラートップ」(「Dental Mirror」吉田ミラートップ#4)
  2. 汚染物質:羊全血, ヘパリン処理 ((株)日本生物材料センター) 

【試験条件】

  1. 1) ミラートップへの血液塗布 ミラートップに血液0.01mLを塗布した (写真1参照)。洗浄方法
  2. あらかじめ25 ± 2°Cに保持した試験水50 mLを100 mL容量のガラス容器に分取し、血液塗布したミラートップを所定時間浸漬した。所定時間浸漬後に1%SDS (Sodium n-Dodecyl Sulfate) 10 mLが入った試験管内にミラートップを回収し、10分間超音波洗 浄機 (BRANSON 2210J, 90W) で処理後さらにボルテックスミキサーで撹拌して、 ミラートップに残留している血液を洗い出したものを、タンパク質定量用試料液とした。水道水浸漬条件は、試験水浸漬後に、水道水50 mL中に浸漬し、その後は前記同様の方 法で洗い出した。血液塗布直後に、浸漬せずに洗い出したものを、「初発」とした。
  3. タンパク質の定量 タンパク質定量用試料液を室温で1時間静置後、 BCA法で試料液1 mLあたりのタンパク質量を定量した (定量下限値 1.0 g/mL)。 
  4. 有効塩素濃度およびpH測定 試験直前に試験水「フィリオ30」の塩素濃度をAQUABAQ-102(柴田科学, ヨウ素法) で、pH を CMPACT pH METER, B-212 (HORIBA, ガラス電極法) で測定した。 また、すすぎ水として用いた「水道水」の残留塩素濃度を Pocket Colorimeter (HACH, DPD法) で測定した。 

【試験結果】
「フィリオ 30」に 5 分間浸漬後のミラートップに残留したタンパク質量は、17 g/mL (除去率 89.4%) 、水道水に 30 秒間浸漬後は 6.2 g/mL (除去率 96.1%) となった。一方、「グルタラール製剤 2.0%」に 5 分間浸漬後のミラートップに残留したタンパク 質量は、初発とほぼ同等の数値である 170 g/mL となり、水道水に 30 秒間浸漬したも のは 100 g/mL (除去率 37.5%) となった。「フィリオ 30」と「グルタラール製剤 2.0%」での浸漬洗浄による残留タンパク質量 の除去率を比較すると、5 分間浸漬後で「フィリオ 30」は「グルタラール製剤 2.0%」 の 10 倍、水道水 30 秒間すすぎ後では 10 倍以上の除去率差が認められた。 


【牛下痢症ウイルス(C型肝炎ウイルス代替)の不活性化試験】

 「次亜塩素酸弱酸性水溶液フィリオ30」のウシ下痢症ウイルス(C型肝炎ウイルス代替)に対する不活化効果を評価した。
【試験水】

  1. 医療器具用洗浄液「高濃度次亜塩素酸弱酸性水溶液・フィリオ 30」;原液使用 (有効塩素濃度 500 mg/L、pH 6.0 ± 0.5)(実測値:有効塩素濃度 414mg/L、pH6.0)

 【試験材料】

  1.  供試ウイルスの培養と調製方法:BVDVをウシ腎臓由来細胞株に感染させ、細胞培養面積の約90%以上が細胞変性効果を示したときー80度の冷蔵庫に凍結保存した。その後、凍結融解操作を2回繰り返し、3,500rpmで10分間遠心した上澄みを摂取し、限外ろ過膜で濃縮したウイルス液を供試ウイルスとした。

 【試験結果】
初期ウイルス感染価は5.8x10の4乗PFU/mLリットルであった。PBS(陰性対象)に30秒間作用させた場合の感染価は3.5x10の4乗PFU/mLであり、初期値からほとんど変動しなかった。一方「高濃度次亜塩素酸弱酸性水溶液フィリオ30」をウイルスに30秒間作用させた場合、検出限界値(5PFU/mL)以下となった。


【血液負荷芽胞(枯草菌)に対する殺菌効力試験】

医療器具用洗浄液「高濃度弱酸性次亜塩素酸水フィリオ30」の血液負荷芽胞(枯草菌)に対する殺菌能力を評価することを目的とした。
【試験水】

  1. 医療器具用洗浄液「高濃度スーパー弱酸性洗浄水・フィリオ 30」;原液使用 (有効塩素濃度 500 mg/L、pH 6.0 ± 0.5)(実測値:有効塩素濃度 350mg/L、pH6.0)
  2.  グルタラール製剤;2.0%に希釈して使用・洗浄前ATP値2,601/洗浄消毒後ATP値44(タンパク除去率98.3%)

【試験材料】
負荷物質:羊血、ヘパリン処理(株式会社日本生物材料センター)
試験菌:枯草菌、芽胞液(NAMSA社製lot.GBS009-08)
 

*芽胞(枯草菌):消毒剤や熱に非常に強い抵抗力をもち120度の加熱でも15分以上かかると言われている。

 
【試験結果】
初期値は1.2x10の5乗CFU/mLであった。対照の生理食塩液に5分間作用させた場合の菌数は1.2x10の5乗CFU/mLであり、初期値から変動しなかった。試験品「フィリオ30」を血液負荷芽胞に1分間作用させた場合、定量下限値(1CFU/mL)未満となり、菌数対数減少値を示した。一方、試験品「2%グルタラール製剤」の5分間作用後の菌数は9.8x10の4乗CFU/mLとなり、対象と比較してほぼ変わらなかった。以上より「フィリオ30」は、作用時間1分でLRV=5.1以上の値を示しており、血液負荷芽胞に対する殺菌効果があると判断された。一方「2%グルタラール製剤」は作用時間5分での殺菌効果は認められなかった。


 【芽胞(枯草菌)に対する殺菌効力試験】

【試験水】

  1. 医療器具用洗浄液「高濃度次亜塩素酸弱酸性水溶液・フィリオ 30」;原液使用 (有効塩素濃度 500 ppm、pH 6.0 ± 0.5)
  2.  塩素系漂白剤/次亜塩素酸ナトリウム;原液5%使用(50,000ppm)

【試験材料】
試験菌:枯草菌6.6x10の9乗(66,000,000個)

*芽胞(枯草菌):消毒剤や熱に非常に強い抵抗力をもち120度の加熱でも15分以上かかると言われている。

【試験結果】
・塩素系漂白剤:放置時間30秒間/生菌数<1(検出されず)
・フィリオ30:放置時間30秒間/生菌数 1個


【浸漬試験】

【試験水】

  1. 医療器具用洗浄液「高濃度次亜塩素酸弱酸性水溶液・フィリオ 30」;5倍希釈液使用 (有効塩素濃度 100 ppm、pH 6.0 ± 0.5)

【試験材料】
合成ゴム、ステンレス(歯科用シリコンポイント)ポリカーボネート樹脂(歯科用開口器)、プラスチック、ゴム(歯科用バキュームホース及びホルダー)、鏡器具(歯科用ミラートップ)、スチール(歯科用スチールバー)
【浸漬時間】
2時間
【試験結果】

  • 合成ゴム
  • ステンレス(歯科用シリコンポイント)/変化は観察されなかった。
  • ポリカーボネート樹脂(歯科用開口器)/変化は観察されなかった。
  • プラスチック/変化は観察されなかった。
  • ゴム(歯科用バキュームホース及びホルダー)/変化は観察されなかった。
  • 鏡器具(歯科用ミラートップ)/変化は観察されなかった。
  • スチール(歯科用スチールバー)/腐食が観察された。

【浸漬試験】

【試験水】

  1. 医療器具用洗浄液「高濃度次亜塩素酸弱酸性水溶液・フィリオ 30」;5倍希釈液使用 (有効塩素濃度 100 ppm、pH 6.0 ± 0.5)

【試験材料】
スチール(歯科用スチールバー)
【浸漬時間】
10分間
【試験結果】

  • スチール(歯科用スチールバー)/腐食は観測されなかった。

【フィリオ30の解放オープンパッチテスト

【試験品】

  1. 医療器具用次亜塩素酸弱酸性水溶液「フィリオ30」 (有効塩素濃度 200 ppm、pH 6.0 ± 0.5)

【判定基準】
「皮膚刺激性・感作性試験の実施法と皮膚性状計測および評価」 皮膚刺激性試験 ヒトパッチテストに準じた皮膚 判定基準にて実施。 
【評価方法】
医師が判定基準に従って評価(塗布60分後、塗布24時間後) 
【試験結果】

  • オープンパッチテストにおける皮膚刺激指数は、フィリオ30の200ppmについては、0.0 であり、安全品であった。 

【食品衛生及び平成15年厚生労働省告示第261号26項目検査】

【試験品】
医療器具用洗浄液「高濃度次亜塩素酸弱酸性水溶液・フィリオ 30」5倍希釈液使用 (有効塩素濃度 100 ppm、pH 6.0 ± 0.5)
【検査結果】 検査対象:水質基準/検査結果:数値

  •  一般細菌:100CFU/mL以下/検査結果:0
  • 大腸菌:不検出/検査結果:不検出
  • カドミウム:0.01mg/L以下/検査結果:0.001mg/L未満
  • 水銀:0.0005mg/L以下/検査結果:0.00005mg/L未満
  • 鉛:0.1mg/L以下/検査結果:0.001mg/L未満
  • ヒ素:0.05mg/L以下/検査結果:0.001mg/L未満
  • 六価クロム:0.05mg/L以下/検査結果:0.005mg/L未満
  • 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素:10mg/L以下/検査結果:1.6mg/L未満
  • フッ素及びその他の化合物:0.8mg/L以下/検査結果:0.12mg/L未満
  • 有機リン:0.1mg/L以下/検査結果:0.001mg/L未満
  • 亜鉛:1.0mg/L以下/検査結果:0.005mg/L未満
  • :0.3mg/L以下/検査結果:0.005mg/L未満
  • 銅:1.0mg/L以下/検査結果:0.005mg/L未満
  • マンガン:0.3CFU/mL以下/検査結果:0.005未満
  • 塩素イオン:200mg/L以下/検査結果:34mg/L
  • カルシウム、マグネシウム等:300mg/L以下/検査結果:3mg/L
  • 蒸発残留物:500mg/L以下/検査結果:140mg/L未満
  • 隠イオン界面活性剤0.5mg/L以下/検査結果:0.002mg/L未満
  • フェノール類0.005mg/L以下/検査結果:0.0005mg/L未満
  • 有機物等:10mg/L以下/検査結果:0.2mg/L未満
  • pH値:5.8~8.6/検査結果:pH6.5
  • 味:異常なし/検査結果:異常なし
  • 臭気:異常なし/検査結果:異常なし
  • 色度:5以下/検査結果:0.4
  • 濁度:2以下/0.1未満
  • シアン:0.01mg/L以下/検査結果:0.001mg/L未満

【考察】
26検査項目全ての水質基準数値を下回る結果となった。よって、誤飲による障害はないことが立証された。ただし、飲料水ではないので、故意的に口に含んだり飲料はしないこと。

「ロータスクィーン」とは

特許取得のナノテクノロジーで血液やタンパク脂肪などの汚れを超微細に分散させる画期的な中性洗剤です。一般的な洗剤は油脂を一度分離しますが、油脂は再結合して配管の詰まりやニオイの原因になります。ロータスクィーンは特許製法により油脂分を超微細粒子状に分散させ、強力な汚れに浸透し洗浄効果を発揮すると同時に、油脂の再結合と再付着を防止します。家庭用洗剤では、界面活性剤は40%ほど含まれた製品が多いですが、ロータスクィーンは10%ほどに抑えられております。希釈濃度によりますが、泡立ちは控えめで泡切れも良いので作業効率も上がります。


歯科におけるATP試験

【試験実施日】
平成28年01月25日


【使用薬剤等】
・分散剤:ロータスクイーン
・殺菌剤:フィリオ30


【計測器具】
・ATP計測器:ルミテスター PD-20(キッコーマン製)


【洗浄対象物】
・歯科用ミラー
・スポンジ
■試験状況
・歯科用ミラー(洗浄前)➡歯用スポンジで3人の口内を擦り、汚れを一つの容器に集めたものをミラーに付け、洗浄前の汚れとした。


【試験1】

洗浄前ATP値147,020
ロータスクィーン(原液
)浸漬10秒し水洗い後ATP値609(タンパク除去率99.6%)

【試験2】

洗浄前ATP値218,255
フィリオ30+ロータスクィーン(100倍希釈
浸漬5分し水洗い後ATP値521(タンパク除去率99.8%)

【試験3】

洗浄前ATP値145,619
フィリオ30+ロータスクィーン(500倍希釈)
超音波洗浄浸漬5分し水洗い後ATP値16(タンパク除去率99.99%)

【考察】
【歯科用ミラー】
試験1:ロータス原液および試験2:ロータス×100倍希釈では残留率は低いものの若干汚れが残留している状態でした。一方、試験3:×500倍希釈+超音波洗浄の結果は残留率が他の結果と比べ、1/20まで低下し高い洗浄力を発揮しました。


次世代衛生管理システムの切り札

フィリオ30ナノ溶液

 特許製品であるナノ洗浄剤「ロータスクィーン」をフィリオ30(原液500ppm)で200倍希釈〜1リットル中に5mlのロータスクィーンが含まれた溶液。

使用用途

理美容店における複合洗浄消毒システムとしては、フィリオ30に添加してフィリオ30ナノとして使用する他に、オイルを使用したシェービングに使用したブラシ類や剃刀の洗浄工程に使用します。

 注意:フィリオ30とロータスクイーンの混合による効果は、それぞれ両者の効果が相性よく発揮できるように開発されている為、他の次亜塩素酸と混合は絶対にしないでください。又、フィリオ30もむやみに他の洗剤又は洗浄液との混合は絶対にしないでください。

【芽胞の除菌効果の評価試験】フィリオ30ナノ溶液(フィリオ30+ロータスクィーン)

【試験菌株】
枯草菌(Bacillus subtitles NBRC3134株)
【試験菌数】
8.3 x 10の7乗CFU/ml
【試験方法】
試料10mlに芽胞液を10μL(マイクロリットル)

【試験結果】

  • グルタラール製剤(2%):放置時間5分間/生菌数1.5x 10の5乗CFU/ml
  • イルガサンDP300+塩化ベンゼトニウム配合除菌洗浄液の原液:放置時間5分間/生菌数6.4x 10の5乗CFU/ml
  • フィリオ30(500ppm原液)+ロータスクィーン500倍希釈:作用時間10秒/生菌数<1(菌が検出されず) 
 

抗菌スペクトラムが広く最も強力な消毒剤の一つとして知られる「次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)」は弱酸性領域にすることで塩素化学種の最も強い「次亜塩素酸(HClO)」となり、更に強い除菌効果が発揮されることは広く知られてます。塩酸などの酸を混ぜないで弱酸性に安定化させた特許製法(2015年1月特許取得)による次亜塩素酸弱酸性水溶液・フィリオ30に特許成分のナノ洗浄の効果を加えることで、油脂の汚れの分散除去と油脂に馴染みやすいことで、訪問理容などの特殊環境下での使用およびシェービングブラシの管理に適した弱酸性次亜塩素酸洗浄剤「フィリオ30ナノ」が生まれました。

「 フィリオ30ナノ」とは

 複合洗浄消毒システムでは、2種類の次亜塩素酸洗浄剤を指します。両剤をシステムでは「フィリオ30ナノ」として表記します。

・フィリオ30nanoクリーナー
フィリオ30にナノ洗浄成分が配合された200ppmの次亜塩素酸洗浄剤/市販品

 ・フィリオ30ナノ溶液
 特許製品であるナノ洗浄剤「ロータスクィーン」をフィリオ30(原液500ppm)で200倍希釈〜1リットル中に5mlのロータスクィーンが含まれた溶液。

「ロータスクィーン」とは

特許取得のナノテクノロジーで血液やタンパク脂肪などの汚れを超微細に分散させる画期的な中性洗剤です。一般的な洗剤は油脂を一度分離しますが、油脂は再結合して配管の詰まりやニオイの原因になります。ロータスクィーンは特許製法により油脂分を超微細粒子状に分散させ、強力な汚れに浸透し洗浄効果を発揮すると同時に、油脂の再結合と再付着を防止します。理美容店における複合洗浄消毒システムとしては、フィリオ30に添加してフィリオ30ナノとして使用する他に、オイルを使用したシェービングに使用したブラシ類や剃刀の洗浄工程に使用します。
 
家庭用洗剤では、界面活性剤は40%ほど含まれた製品が多いですが、ロータスクィーンは10%ほどに抑えられております。希釈濃度によりますが、泡立ちは控えめで泡切れも良いので作業効率も上がります。
 

 注意:フィリオ30とロータスクイーンの混合による効果は、それぞれ両者の効果が相性よく発揮できるように開発されている為、他の次亜塩素酸と混合は絶対にしないでください。又、フィリオ30もむやみに他の洗剤又は洗浄液との混合は絶対にしないでください。

【芽胞(枯草菌)除菌試験】フィリオ30nanoクリーナー

【試験水】

  • フィリオ30nanoクリーナー原液(200ppm)
  • グルタラール製剤(実用濃度2%)
  • フルタラール製剤(実用濃度0.55%)
  • 次亜塩素酸ナトリウム(1,000ppm)

【試験材料】
枯草菌、芽胞液(NAMSA社製NBRC3134株)/8.3x10の9乗CFU/mL(8,300,000,000個

*芽胞(枯草菌):消毒剤や熱に非常に強い抵抗力をもち120度の加熱でも15分以上かかると言われている。

【試験結果】

  • フィリオ30nanoクリーナー原液:浸漬時間20秒/生菌数4.3x10の1乗
  • フィリオ30nanoクリーナー原液:浸漬時間60秒/生菌数<1(検出されず)
  • グルタラール製剤(実用濃度2%):浸漬時間60秒/生菌数6.8x10の6乗
  • フルタラール製剤(実用濃度0.55%):浸漬時間60秒/生菌数6.5x10の6乗
  • 次亜塩素酸ナトリウム(1,000ppm):浸漬時間60秒/生菌数5.0x10の6乗

【芽胞(枯草菌)除菌試験】フィリオ30nanoクリーナー

【試験水】

  • フィリオ30nanoクリーナー原液(200ppm)
  • 次亜塩素酸ナトリウム(0.02%:200ppm)
  • 次亜塩素酸ナトリウム(0.1%:1,000ppm)

【試験材料】
枯草菌、芽胞液(NAMSA社製NBRC3134株)/8.3x10の9乗CFU/mL(8,300,000,000個

*芽胞(枯草菌):消毒剤や熱に非常に強い抵抗力をもち120度の加熱でも15分以上かかると言われている。

【試験結果】

  • フィリオ30nanoクリーナー原液(200ppm):浸漬時間60秒/生菌数<1(検出されず)
  • 次亜塩素酸ナトリウム(0.02%:200ppm):浸漬時間60秒/生菌数6.8x10の6乗
  • 次亜塩素酸ナトリウム(0.1%:1,000ppm):浸漬時間60秒/生菌数4.0x10の5乗

【芽胞(枯草菌)除菌試験】フィリオ30nanoクリーナー

【試験水】

  • フィリオ30nanoクリーナー10倍希釈(20ppm)
  • イルガサンDP300,演歌ベンゼトニウム配合除菌洗浄剤(10倍希釈)

【試験材料】
枯草菌、芽胞液(NAMSA社製NBRC3134株)/3.1x10の9乗CFU/mL(3,100,000,000個)

*芽胞(枯草菌):消毒剤や熱に非常に強い抵抗力をもち120度の加熱でも15分以上かかると言われている。

【試験結果】

  • フィリオ30nanoクリーナー10倍希釈(20ppm):浸漬時間10分/生菌数<1(検出されず)
  • イルガサンDP300,塩化ベンゼトニウム配合除菌洗浄剤(10倍希釈):浸漬時間60秒/生菌数6.8x10の6乗
  • 次亜塩素酸ナトリウム(0.1%:1,000ppm):浸漬時間10分/生菌数8.0x10の6乗

【芽胞の除菌効果の評価試験】フィリオ30ナノ溶液(フィリオ30+ロータスクィーン)

【試験菌株】
枯草菌(Bacillus subtilis NBRC3134株
【試験菌数】
8.3 x 10の7乗CFU/ml
【試験方法】
試料10mlに芽胞液を10μL(マイクロリットル)

【試験結果】

  • グルタラール製剤(2%):放置時間5分間/生菌数1.5x 10の5乗CFU/ml
  • イルガサンDP300+塩化ベンゼトニウム配合除菌洗浄液の原液:放置時間5分間/生菌数6.4x 10の5乗CFU/ml
  • フィリオ30(500ppm原液)+ロータスクィーン500倍希釈:作用時間10秒/生菌数<1(菌が検出されず) 

 

【血液汚染器具に対する除タンパク効果】

【試験目的】
実験的に血液で汚染させた歯科用器具を、医療器具用洗浄剤「洗浄ルネサンス」希釈 液に浸漬、または超音波処理後に、器具に残留するタンパク質を定量して、除タンパク 効果を確認することを目的とした。 
 【試験品】
医療器具用洗浄剤「洗浄ルネサンス」;紛体 
【試験材料】

  1. 汚染対象品:歯科用器具「ミラートップ」(「Dental Mirror」吉田ミラートップ#4)
  2. 汚染物質:緬羊全血液, ヘパリン処理 ((株)日本バイオテスト研究所, Lot.190)
  3. 試験品希釈液:3 DH 硬水(JIS K 3362);日本の水道水の硬度条件を反映したもの 

【試験条件】

  1. 血液の塗布方法;ミラートップに血液塗布後、直ちに浸漬または超音波操作

【測定条件】

  1. 「洗浄ルネサンス 50 倍希釈液」5 分間浸漬後、30 秒間水道水浸漬
  2. 「洗浄ルネサンス 200 倍希釈液」10 分間浸漬後、30 秒間水道水浸漬
  3. 「洗浄ルネサンス 400 倍希釈液」超音波 10 分間処理後、 30 秒間水道水浸漬 

【試験結果】
初発の血液塗布直後のミラートップから洗い出されたタンパク質量 160 μg/mL を基
準とした。
浸漬試験:「洗浄ルネサンス 50 倍希釈液」5 分間浸漬後、30 秒間水道水浸漬後のミラートップに残留したタンパク質量平均値は、3.2 μg/mL (除去率 98.0 %) となった。
超音波洗浄器使用:「洗浄ルネサンス 200 倍希釈液」10 分間浸漬後、30 秒間水道水浸漬後のミラ ートップに残留したタンパク質量平均値は、2.7 μg/mL (除去率 98.3 %) となった。測定 条件3「洗浄ルネサンス 400 倍希釈液」超音波 10 分間処理後、 30 秒間水道水浸漬後 のミラートップに残留したタンパク質量平均値は、1.3 μg/mL (除去率 99.1 %) となった。 


【浸漬試験】

【試験水】
洗浄ルネサンス200倍希釈濃度
【試験材料】
合成ゴム、ステンレス(歯科用シリコンポイント)ポリカーボネート樹脂(歯科用開口器)、プラスチック、ゴム(歯科用バキュームホース及びホルダー)、鏡器具(歯科用ミラートップ)、スチール(歯科用スチールバー)
【浸漬時間】
24時間
【試験結果】

  • 合成ゴム
  • ステンレス(歯科用シリコンポイント)/変化は観察されなかった。
  • ポリカーボネート樹脂(歯科用開口器)/変化は観察されなかった。
  • プラスチック/変化は観察されなかった。
  • ゴム(歯科用バキュームホース及びホルダー)/変化は観察されなかった。
  • 鏡器具(歯科用ミラートップ)/変化は観察されなかった。
  • スチール(歯科用スチールバー)/変化は観察されなかった。

【考察】
本試験では、医療器具用洗浄剤「洗浄ルネサンス」希釈液浸漬、または超音波処理に よる、血液汚染器具に対する除タンパク効果を検討した。本試験結果から、全ての測定条件で 98%以上の除去効果が確認された。 


【浸漬試験】

【試験水】

  1. 医療器具用洗浄液「高濃度スーパー弱酸性洗浄水・フィリオ 30」;5倍希釈液使用 (有効塩素濃度 100 ppm、pH 6.0 ± 0.5)

【試験材料】
スチール(歯科用スチールバー)
【浸漬時間】
10分間
【試験結果】

  • スチール(歯科用スチールバー)/腐食は観測されなかった。


ATP測定法(ATPそくていほう)とは、すべての生物の細胞内に存在するATP(アデノシン三リン酸)を酵素などと組み合わせて発光させ、その発光量(Relative Light Unit;RLU)を測定する方法のことである。ATPふき取り検査とも呼ばれる。細胞内の存在するATPは、酵素であるルシフェラーゼなどと反応させることにより発光する。この発光量はATP量が多いほど発光量(Relative Light Unit;RLU)が増す。この方法を利用して、食品業界や医療機関などでは器具の汚染調査、清浄度調査などに利用されている。これは、細菌や残渣などの汚染物質が残っているとATPが存在し、発光することによりモニタリング法として適切な衛生管理が行うことができるとされている。なお、この検査方法は、厚生労働省監修の「食品衛生検査指針微生物編2004」にも掲載されている。現在、ATP測定法により微生物の同定などを行うことはできない。宇宙開発分野では、惑星などで生物が存在しているかどうかの方法としてATP測定法が活用されている。2001年にキッコーマン株式会社が開発したATP測定器「ルミテスターPD-10」、2009年に発売された「ルミテスターPD-20」は、従来のATPだけではなく、ATPが加熱・変形したAMP(アデノシン一リン酸)も測定することができ、より精密な測定が行えるようになった(特許No.3409962)。

ウィキペディアよりhttps://ja.wikipedia.org/wiki/ATP測定法

複合洗浄消毒システムATP測定試験

理容店におけるATP検査

【試験日】
平成28年2月11日


【使用薬剤等】
・洗浄ルネサンス(200倍希釈液)
・高濃度次亜塩素酸フィリオ30原液(500ppm)


【計測器具】
・ATP計測器:ルミテスター(キッコーマン製)


【洗浄対象物】
・シェービングブラシ
・替刃式剃刀


【対象物試験方法】
・試験物を理容店にてでた刈毛(人毛)と水溶性性整髪料を混ぜた微温湯に24時間浸漬


【検査方法】
理容店営業中と同じ状況下を想定し、検査を意識しないシンプルな作業を心掛けた。検査体の初期測定値を測る前の流水洗浄においては、法定消毒下で指定されている10秒以上ではなく、付着した刈毛(毛髪)を流す程度にしている。


【検体状態】
・シェービングブラシがこれだけの脂に汚染される環境は、通常の施術環境下では考えられない。しかし、石鹸を使用せずに直接剃った場合や、オイルなど使用した多様化するシェービング技術を踏まえて検査準備をした。
 
・剃刀はシェービングブラシ同様、通常以上の汚染環境にて浸漬させた。通常の施術環境下では刃部位以外は、シェービング工程において脂などが付着する可能性は低いが、剃刀全体に汚染させている。剃刀本体も新しいと金属部分の汚れが付着しづらいため、あえて10年以上前の古い剃刀を使用した。


【その他】
ティッシュペーパー


【検査結果】
シェービングブラシ/作業時間 1分
1・流水洗浄して計測/5341
2・洗浄ルネサンスをブラシ中心部に噴霧、軽く揉み洗いして水洗して計測/169 除去率96.9%
3・フィリオ30をブラシ中心部に噴霧して計測/96 除去率98.2%
 
・剃刀/作業時間 1分
・流水洗浄して計測/581
・ティッシュペーパーで包んで洗浄ルネサンス噴霧し、ティッシュにて拭き取り後に計測/207 除去率64.4%
・ティッシュペーパーで包んでフィリオ30を噴霧し、ティッシュペーパーにて拭き取り後に計測/45 除去率93%


【シェービングブラシ測定結果考察】
今回のシェービングブラシは脂に長時間浸漬させているが、実際はシェービングソープ(陰イオン界面活性剤)をブラシ内に含ませているので、最初の流水洗浄で泡と共にかなりの量のタンパク質は除去されると思われる。試験では、あえてタンパク質汚染された状況から行っている。
 
複合洗浄消毒システムにおける「第一次洗浄消毒」としてブラシ内部に洗浄ルネサンスとフィリオ30を噴霧して計測した。洗浄ルネサンスに含まれる成分(注1)は浸漬することにより効果が発揮されるため、2の計測値は非イオン界面活性剤と流水によるものと考えられる。この工程は「理容師法施行規則第25条」における洗浄工程を「非イオン界面活性剤」でシェービングブラシにも適応しているが、流水工程を増やすことにも意義があると思われる。その後に高濃度次亜塩素酸弱酸性水溶液「フィリオ30」をブラシ中心部に噴霧し、軽く絞った状態で計測しているが、2の数値は変化して最終的には3の数値は98.2%の汚染物質除去率となっている。
 
フィリオ30原液(500ppm)噴霧後は流水洗浄せずに自然乾燥させるが、その間にフィリオ30の第三者試験機関による効果(注2)が作用していくと考える。フィリオ30は、他生成法(2液/電解生成法)に比べても不純物がなく、次亜塩素酸自体は水に変化する性質とフィリオ30の安全性試験データ(注3)から考えても、その後の施術に使用しても問題ない。因みに、血液汚染の場合は最後にブラシ部分の煮沸消毒工程が必要である。


【剃刀測定結果考察】
クラシカルシェービングては、ラザーリングでの石鹸(陰イオン界面活性剤)において肌上のタンパク質は除去されているため、現場では1の数値程は高くないと推測される。
 
複合洗浄消毒システムにおける「第一次洗浄消毒」として洗浄ルネサンスのティッシュペーパーでの浸漬拭き取り作業は、「理容師法施行規則第25条」における洗浄工程を「非イオン界面活性剤」で対応している。ただ、行政指導においては「スポンジ」で擦って洗浄とあるが、「スポンジ」の汚染については触れていない。この「スポンジ」は使い捨てと指定されておらず、「使い回し」と考えると「スポンジの衛生管理問題」が発生する。このような理由から、複合洗浄消毒システムではティッシュペーパーを使用している。この時点の2の数値は「207」であり除去率64.4%であるが、これはティッシュペーパーにて物理的にタンパク質が除去されていると思われる。
 
さらに、再度ティッシュペーパーで剃刀を包んでフィリオ30原液(500ppm)を噴霧する。放置(他の器具の洗浄作業時間程度)した後に、ティッシュペーパーで水分を拭き取り、次の工程「第二次基礎消毒」の「エタノール浸漬」に移行させる。この時点が3の数値で、「45」除去率93%となっている。今回は脂の中に浸漬させて剃刀全体を付着させているための数値であり、通常のシェービング環境下では、更に除去率が高いことが予想される。フィリオ30においては第三者試験機関による効果(注4)が1分以下で不活性化が実証されているので、放置の時間目安としたい。また、ティッシュペーパーによる浸漬により、限られた量による作用になる為に、替刃への影響は考えられない。
 
エタノールはタンパク質凝固作用もある為に、エタノール浸漬による数値低下は僅かになる。その為、複合洗浄消毒システム下ではエタノール浸漬後の剃刀は第三次保管消毒として、洗浄ルネサンス200倍希釈液に浸漬させて保管させる。成分(注1)の働きでタンパク質98%除去が第三者試験機関により実証(注5)されている。この事から、複合洗浄消毒における「第一次洗浄消毒」「第二次基礎消毒」「第三次保管消毒」工程を経た剃刀はタンパク質汚れが除去され、菌やウイルスの不活性化状態であることが立証される。


注1:酵素・オキシドール成分・炭酸ナトリウム・非イオン界面活性剤(エーテル系)・他
 
注2:「血液汚染器具に対する除タンパク効果(北生発21_0817_1号)」・「ウシ下痢症ウイルス(C型肝炎ウイルス)不活性化試験(北環発24_0025号)」・「血液負荷芽胞(枯草菌)に対する殺菌効果試験(北生発24_0231号)」
 
注3:「水質検査結果報告書(報告番号00815934-1)」・「緩衝法次亜塩素酸水溶液の解放オープンパッチテスト」
 
注4:「ウシ下痢症ウイルス(C型肝炎ウイルス)不活性化試験(北環発24_0025号)」・「血液負荷芽胞(枯草菌)に対する殺菌効果試験(北生発24_0231号)」
 
注5・医療器具用洗浄剤「洗浄ルネサンス」による血液汚染器具に対する除タンパク効果の検討(北生発25_0350号) 

複合洗浄消毒nanoシステムATP測定試験

訪問理容において、訪問先で水道による流水洗浄ができない環境を想定した試験を行った。試験物をフィリオ30ナノにて洗浄消毒を行い、洗浄成分をフィリオ30噴霧により流水洗浄を行っている。


理容店におけるATP検査

【試験実施日】平成27年11月2日


【使用薬剤等】
・分散+殺菌剤:フィリオ30nanoクリーナー(※)
・殺菌剤:フィリオ30(原液および5倍希釈)


【計測器具】
・ATP計測器:ルミテスター(キッコーマン製)


【洗浄対象物】
・剃刀
・シェービングブラシ
・鋏
・トリマー刃
・手指
・布


【その他】
・泡立て用シェービングソープ
・拭取用ティッシュペーパー
・拭取用ウェットティッシュ


【対象物試験方法】
・試験物を理容店にてでた刈毛(人毛)と水溶性性整髪料を混ぜた微温湯に10時間浸漬


 【剃刀】
 フィリオ30nanoクリーナーを噴霧30秒し、ティッシュペーパーにより拭取ります。その後にフィリオ30原液(500ppm)を噴霧により洗浄成分を洗い流し、エタノールに10分浸漬させ測定。

洗浄前ATP値1,576/洗浄消毒後ATP値0.8(汚染物除去率99.2%)

 【シェービングブラシ】
 フィリオ30nanoクリーナーを噴霧30秒し、ブラシ部分を揉み込みます。その後にフィリオ30原液(500ppm)を噴霧により洗浄成分を洗い流して測定。

洗浄前ATP値3,424/洗浄消毒後ATP値2.3(汚染物除去率97.7%)

 【鋏】
 フィリオ30nanoクリーナーを噴霧30秒し、ティッシュペーパーにより拭取ります。その後にフィリオ30原液(500ppm)を噴霧により洗浄成分を洗い流し、ティッシュペーパーで拭取り測定。

洗浄前ATP値2,601/洗浄消毒後ATP値44(汚染物除去率98.3%)

 【トリマー(刃部位)】
 フィリオ30nanoクリーナーを噴霧30秒し、ティッシュペーパーにより拭取ります。その後にフィリオ30原液(500ppm)を噴霧により洗浄成分を洗い流して測定。

洗浄前ATP値1,406/洗浄消毒後ATP値21(汚染物除去率98.5%)


【考察】
剃刀、シェービングブラシ、鋏、トリマー刃 においては、従来の洗浄方法に較べ、汚れの残留率が格段に下がった。原因は、フィリオ30ナノが油脂やその他の粘性成分を微細化分散させ、粘着した汚れが被洗浄面から遊離し、水流やティッシュにより容易に除去されるようになるためと考えられる。
 
顕微鏡観察では、シェービングブラシから採取したサンプルを比較すると、洗浄前と較べ、洗浄後のサンプルの方が汚れや細菌のようなものが少なくなっていることが確認できる。
 
訪問先での複合洗浄消毒システムにおける洗浄過程において、フィリオ30は、殺菌効果を担うものであるのに対して、フィリオ30ナノは洗浄効果を担うものであり、殺菌洗浄工程としては双方を洗浄工程に組み込む必要がある。
 
細菌はタンパク質汚れの中に存在し、またタンパク質汚れの中で増殖する。また、肝炎やHIVなどのウイルスは血液の汚れの中に存在する。したがって、衛生管理上、殺菌効果を得るためには汚れを除去することが非常に重要であるが、被洗浄面に皮脂の付着があると、水、アルコールなどは油を落とす力が小さいため、皮脂と混ざった汚れが落ちにくい。フィリオ30ナノは皮脂を超微細粒子状に分散させるため、油も汚れも被洗浄面から除去する効果がある。
 
以上より、水道水による流水洗浄ができない環境下での殺菌洗浄にはフィリオ30ナノを組み込んだ洗浄工程が効果的である。

追加試験

 【手指】
  試験溶液に浸漬させた手指にフィリオ30nanoクリーナーを噴霧し10秒擦ります。その後にフィリオ30の5倍希釈(100ppm)を噴霧により洗浄成分を洗い流して測定。

洗浄前ATP値2,479/洗浄消毒後ATP値22.8(タンパク除去率99.1%)

 【手指】
 試験溶液に浸漬させた手指を、アルコールウェットティッシュで拭取り後に測定。

洗浄前ATP値3,406/洗浄消毒後ATP値5,586(タンパク除去率ー64.0%)

 【考察】
訪問先で水道水による流水手洗いができないことを想定した試験です。フィリオ30ナノとフィリオ30による洗浄により手指についたタンパク質汚れを除去することができた。しかし、エタノールが含まれたウェットティッシュで拭いた場合では、逆に値が増加しています。これは、ウェットティッシュだけでは感染予防ができないことを示してます。これは手指洗浄する流水施設がない店舗では、技術者の手指が感染源になっている可能性を示唆している。


歯科におけるATP検査・1

【試験実施日】平成27年12月3日


【使用薬剤等】
・分散+殺菌剤:フィリオ30nanoクリーナー(※)


【計測器具】
・ATP計測器:ルミテスター(キッコーマン製)


【洗浄対象物】
・歯科用ミラー


【その他】
・エタノールワッテ
・拭取用ティッシュペーパー


【対象物試験方法】
・従来方法
使用済試験体(洗浄前)をATP計測し、エタノール浸漬20秒から拭取り後にATP計測
・新規方法
使用済試験体(洗浄前)をATP計測し、フィリオ30nanoクリーナー浸漬20秒から拭取り後にATP計測


 【従来方法】

洗浄前ATP値27,591/洗浄消毒後ATP値12,545(汚染物除去率56.5%)

 【新規方法】

洗浄前ATP値26,708/洗浄消毒後ATP値97(汚染物除去率99.6%)


【考察】
■歯科用ミラーについて
従来の方法では45.5%もの汚れが残留していたのに対し、新規の方法では0.4%まで残留率が低下していた。これも洗浄の際、ミラー表面に付着していた汚れを、フィリオ30ナノが脂肪分やタンパクなどの粘性を低下させることで、より高率に剥離した事による効果だと考える。脂肪分やタンパク高分子などの分散効果により、殺菌剤の効きも当然高まっている


追加試験

 【歯科用タービン(外側)における洗浄試験】
エタノールワッテによる拭取り

洗浄前ATP値1,625/洗浄消毒後ATP値363(汚染物除去率77.7%)

 【歯科用ミラーにおける洗浄試験】
エタノールワッテによる拭取り

洗浄前ATP値27,591/洗浄消毒後ATP値12,545(汚染物除去率54.5%)

 フィリオ30nanoクリーナー噴霧からティッシュペーパーによる拭取り

洗浄前ATP値26,708/洗浄消毒後ATP値97(汚染物除去率99.7%)


歯科におけるATP試験・2

【試験実施日】平成27年9月24日


【使用 除菌剤等】
・分散+弱酸性次亜塩素酸・洗浄除菌スプレー:フィリオ30nanoクリーナー
・次亜塩素酸弱酸性水: フィリオ30(5倍希釈)


【計測器具】
・ATP計測器:ルミテスター(キッコーマン製)


【洗浄対象物】
・シリコーン印象物(歯型)
・ミラー
・スポンジ


【その他】
・拭取用カットメン


【実験目的及び方法】
①シリコーン印象物(歯型)における洗浄試験 
➡歯を印象物で歯型取り(下顎側全体)
➡型取り直後に印象物をATP測定(洗浄前)
わずかに濡らして顕微鏡観察用サンプルを採取
➡印象物を軽く水洗いし、ATP測定、及び、顕微鏡観察用サンプル採取
➡フィリオ30nanoクリーナーを噴霧して60秒放置後、ATP測定、及び、顕微鏡観察用サンプル採取
➡フィリオ30<5倍希釈>を噴霧後、ATP測定、及び、顕微鏡観察用サンプル採取
 
②ミラーにおける洗浄試験 
➡使用後のミラーをATP測定(洗浄前)
➡フィリオ30nanoクリーナーをスプレーし、60秒放置後ATP試験
➡フィリオ30<5倍希釈>を噴霧し、カットメンで拭き取り後、ATP測定
 
③スポンジの洗浄試験 *手洗い
試験対象;新しいスポンジに水を吸わせ、シンクをこすったもの。
➡スポンジを絞り、絞り液をATP測定(洗浄前) 及び、顕微鏡用サンプル採取
➡フィリオ30nanoクリーナーでもみ洗いし、水道水で濯いだ後
絞り液をATP測定(洗浄後) 及び、顕微鏡用サンプル採取
 
④採取したサンプルの顕微鏡観察


 【シリコーン印象物(歯型)における洗浄試験】

洗浄前ATP値225,771/水洗い後ATP値110,101(汚染物除去率48.8%)
フィリオ30nanoクリーナー洗浄後ATP値1,567(汚染物除去率99.3%)
フィリオ30(5倍希釈)ATP値916(タンパク除去率99.6%)

ミラーにおける洗浄試験】

洗浄前ATP値151,498/フィリオ30nanoクリーナー洗浄後ATP値1,199(汚染物除去率99.2%)
フィリオ30(5倍希釈)ATP値223(汚染物除去率99.9%)

スポンジの洗浄試験】

洗浄前ATP値648/フィリオ30nanoクリーナー洗浄後ATP値33(汚染物除去率95%)


歯科におけるATP試験・3

【試験実施日】
平成28年01月25日


【使用薬剤等】
・分散剤:ロータスクイーン(以降ロータス)


【計測器具】
・ATP計測器:ルミテスター PD-20(キッコーマン製)


【洗浄対象物】
・歯科用ミラー
・スポンジ
■試験状況
・歯科用ミラー(洗浄前)➡歯用スポンジで3人の口内を擦り、汚れを一つの容器に集めたものをミラーに付け、洗浄前の汚れとした。


【試験1】

洗浄前ATP値147,020/ロータスクィーン(原液)浸漬10秒し水洗い後ATP値609(汚染物除去率99.6%)

【試験2】

洗浄前ATP値218,255/ロータスクィーン(100倍希釈)浸漬5分し水洗い後ATP値521(汚染物除去率99.8%)

【試験3】

洗浄前ATP値145,619/ロータスクィーン(500倍希釈)超音波洗浄浸漬5分し水洗い後ATP値16(汚染物除去率99.99%)

【考察】
【歯科用ミラー】
試験1:ロータス原液および試験2:ロータス×100倍希釈では残留率は低いものの若干汚れが残留している状態でした。一方、試験3:×500倍希釈+超音波洗浄の結果は残留率が他の結果と比べ、1/20まで低下し高い洗浄力を発揮しました。
 


日本衛生管理協会は次世代衛生管理の取得を目的とした講習会及び受講者への修了証発行組織です。研究団体でも、有料会員組織でもありません。発行する修了証には更新費もありません。
 
修了証を発行する主催講習会は、次世代衛生管理理論から理論的なシェービング実技 そして、本当の安心から生まれる 女性シェービング実技。さらには、衛生管理最前線である
訪問理容に特化した次世代衛生管理術
 
初年度は理容業界を発信源として活動し、次年度以降は歯科、医療業界とも連携〜様々な衛生管理を軸とした感染症患者支援団体との活動も視野にいれております。 衛生は守るものじゃない、攻めるものだ。」その先にいくのは理容師。
 
地域密着業界である我々にいづれ訪れるであろう日本の理容師として意識する日のため、理容師法第1条第1項そして理容師憲章に則り現場の理容師として現場の理容師の目線で守るべき人のために理容師として、危機感を共有した有志とこの協会を立ち上げました。 公衆衛生業としてのコンプライアンスを胸に 我々は社団法人として活動をいたします。
 
詳しくは、日本衛生管理協会のサイトをご覧ください。
http://j-eiseikanri.com
 
一般社団法人 日本衛生管理協会の
設立に立ち上がったメンバーを紹介させていただきます。(五十音順)
 

代表理事
 ・埼玉県川越市 理容師  藤井 実 re-yousi.com
副代表理事
 ・長野県松本市 理容師  岩間 恵美
副代表理事
 ・茨城県守谷市 理容師  髙橋 信之
副代表理事
 ・奈良県桜井市 理容師  三宅 嘉彦
事務局長
 ・東京都渋谷区 理容師  野澤 浩一
監事
 ・茨城県ひたちなか市 理容師  鬼澤 俊之
社員
 ・東京都国立市 理容師  池野 孝太郎
 ・北海道札幌市 理容師  石田 誠
 ・山形県山形市 理容師  大沼 幸市
 ・京都府京都市 理容師  木村 有貴
 ・東京都北区  理容師  鈴木 政宏
 ・東京都葛飾区 理容師  関  智之
 ・東京都板橋区 理容師  羽鳥 和彦
 ・大阪府豊中市 理容師  前田 実
 ・北海道札幌市 理容師  桝田 利幸
 ・静岡県静岡市 理容師  山脇 竜次